MagazineRackでの出来事 | せのしすたぁオフィシャルブログ Powered by Ameba

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5月24大阪club vijon
『MagazineRack』に出演させていただきました。
出演者は(敬称略 出演順)
ようこす。
村橋ステム
フクモトヒロスケ
Lovelys!!!!
馬と魚
GOMESS
せのしすたぁ
ライムベリー

主催の田辺ユウキさんからは随分前から『せのしすたぁとイベントやりたい!』と言っていただいていました。

あまり集客できなくてごめんなさい!

最初に出演者のラインナップを教えてもらった時から、これは楽しいイベントになる。と思っていましたが、最後に追加でGOMESSさんが決まった時から、その感情は『ワクワク』から『ざわざわ』に変わっていきました。

しかも田辺さんからタイムテーブルのご相談があった時に僕は『どこにでも好きなように組んでください。ウチはどこでもいいので』と伝えました。

そして返ってきたタイムテーブルが、GOMESS →せのしすたぁ →ライムベリーの順でした。

GOMESSさんの事は僕が個人的に元々ファンで、ああいうラップのスタイルの日本語ヒップホップが好きで、共演が決まる前からまおには聴くように勧めていました。
まおにも言葉の技術でライブを盛り上げれるアイドルになってほしかったからです。

ちょっと前に下北沢のライブで共演した時に急激に親交を深めさせていただきました。
特にまおはめちゃくちゃ懐いてしまって、みかのブログにもありましたが、お兄ちゃんができたみたいで僕も嬉しかったです。

ただその時のライブで旧ライムベリーさんの『IN THE HOUSE』をカバーしてたのが少し気になっていました。
GOMESSさんは今Eチケさんと仕事してるし、自然な事だとは思いましたが、まさか大阪ではやらないだろうなぁ。とボンヤリ思っていました。

そして、ライブ本番ラストにまたGOMESSさんが『IN THE HOUSE』を演りました。
今回は下北沢のアクトより数段エネルギッシュで、素晴らしいGOMESSの『IN THE HOUSE』でした。

その時、フロアの上手最前、舞台袖に一番近い所でMIRIちゃんがたまたまそのステージを見ていました。

お客さんもその光景は見ていたと思います。

MIRIちゃんがその時どんな表情だったのか暗くてわかりませんでしたが、さぞかし気まずかったろうと思います。
フロアはGOMESSさんのパフォーマンスに大盛りでしたが、MIRIちゃんの身体は一切ビートを刻む事はありませんでした。

そのうち、次の出番のスタンバイをしていたウチのメンバーのまおがMIRIちゃんに気づき、ステージ袖に下げて抱き合って号泣していました。
その後ろでみかとゆーたんも一緒に泣いていました。

その涙の意味は僕らには正確に理解する事はできません。

悲しいのか、辛いのか、嬉しいのか。

ただフロアのお客さんにも聞こえるくらいの大号泣でした。

GOMESSさんが歌い終わって楽屋に下がってもそれは終わりませんでした。
あまりにも泣き止まないので、僕もGOMESSさんもなだめにいく位でした。

まおはGOMESSさんに詰め寄って『あやまれー!MIRIちゃんにあやまれ!』と騒いでいました。

僕もさすがに『誰も悪くないよ。GOMESSさんも謝らなくていいです。』と割って入りました。

僕も何で、そんな事言ったのか分かりません。

ただ、音楽に罪はないと思ったのかもしれません。

GOMESSさんが仕掛けたアングルはそれくらい強烈でした。
本当に誠実な人です。
僕らが今のライムベリーさんと対バンの時は『ハートブレイカー』をやるのを自重してるのが恥ずかしくなりました。

その間イベント自体が止まってしまって、お客さんにはご迷惑おかけしました。

ただ、その後のせのしすたぁ、ライムベリーも素晴らしいステージでした。
あんなにエモーショナルなステージは久しぶりでした。

MIRIちゃんも最後に『GOMESSさん!これが今のライムベリーです!』とステージで言い放ったのも痛快でした。
やっぱりこの子は天才だな。と思います。パーティモンスターだなと。

僕らはライムベリーさんに何が起こったのかは知りません。

ただ、そんな中で様々な思いが重なり合った瞬間でした。

世の中の多くの人達にはたわいのない出来事かもしれません。
大阪の北堀江の地下で起きた何でもない90分程の出来事かもしれません。

でも僕たちにとってかけがえのない時間でした。

ライブ後GOMESSさんと食事に行きましたが、答え合わせをするような事はしませんでした。

そんな事はどうでもよくなるようなライブでした。

僕は今のライムベリーさんも頑張って欲しいし、Eチケさんの曲もまた聴きたいです。生き返らせて欲しいです。その事でHIMEちゃんやHIKARUちゃんの事を思い続けていたいです。
単純にそう思います。

一瞬でしたが、GOMESSさんがそれを一人でやってくれたような気がして本当に嬉しかったです。

僕らにはできないので。


ちなみにGOMESSさんはめちゃくちゃ誠実で、大人で、頭のいい青年でした。
まおから『森永さん恥ずかしいから、あんまりGOMESS君に質問しないで!』と言われてしまうくらい一ファンとして質問責めにしてしまいました。
GOMESSさんごめんなさい。

またたくさんご一緒したいです。


これが日曜日大阪での出来事です。

田辺さんありがとうございます。
狙ったかどうかはわかりませんが、奇跡のようなイベントでした。

2015年暫定ナンバーワンのイベント!