ホームレスの炊き出しを仕切る女親分

親父様の古い革ジャンをいただいたのが約3週間前

 

光の関係もあるが結構擦り切れ色落ちもあるし

ひび割れ裂けかけてるとこも

正直リストアのしようもなくてマッドマックス仕様に作り替えるか?

とも思ったんだけど

 

とりあえずはいっぺん洗ってみようという事で

馬の鞍用のサドルソープで洗ってみた

 

乾燥具合がひどくてゴワゴワ

どっちみち切り刻むにしたって革の柔らかさを取り戻すためにたっぷり革用のオイルを擦り込む

 

これを塗っては乾かし、塗っては乾かしを2週間かけて3回繰り返した

ひび割れなどを接着剤をしみこませては一つ一つ補修してゆく

 
革用の染料「茶」を塗ってゆく
 
ゴム手袋をしてたのに浸透して指まで染まった
これは絶対体に悪いよなあ
 
アンティーク感を残しつつ色褪せたとこや擦り切れた部分を中心に色を入れてゆく
 
いったん乾かしておひさまの下で目で見ては
足らないとこを染めていく
とにかくやめ時が難しい
100%納得いく結果にはならないので
ほぼほぼ満足がいったとこで終了
 
再度しっかり染料を乾かしてから最後にもう一度オイルを薄く塗って色止めしたら
ポリッシングで仕上げ
 
オイルが乾かないし撮影の条件が違うので
ポリッシングは明日に
 
受け取った時と比べてドッシリ重くなった
そしてゴワゴワだったのがイタリアンレザーのソフトさで
トーシロが触ったら
「こんな柔らかいのは合皮に違いない!」
というくらいのもんですわ
オイル入れたらさらに黒光りして
明日磨くのが楽しみだ!
 
長い長い道のりでした
でも今夏なんだよなあ
 
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