日本人のおいらが巻きずしにクリームチーズ入れたり

ざるそばのつゆにショウガ入れたりすると

なんか審判みたいなの出て来て

「それは正しい日本の食べ方とは違います!」

みたいなこと言われたりする

そうでなくとも日本人であるがゆえに

自分の中にある固定観念をぶち壊す勇気がない

 

しかし他国の料理だと

どっちみちどんなに本格的に作っても

「ああでも君は日本人だから!」

なんてことを鼻毛の伸びた外人に言われたりするわけだから

もう自由に調理できるわけだ

 

どうかすると勝手に2つ、3つの国の料理を

核融合(フージョン)させることもいとわないのだ

 

で今日は冷凍してあったラムショルダーの骨付き

スーパーの、お世辞にもあまりおいしいとは言い難い生ポークソーセージ2本

そしてコロナの影響で最近スーパーの棚から姿を消していたトマト水煮缶

 

最初に思い付いたのが

ハンガリー料理のグーラッシュ

間違ってたらごめん

おいら的にはビーフシチューのパプリカいっぱい入ったやつ

というイメージね

まあハンガリーに限らずあの辺の国には

同じような料理がどこにでもあるんだけど

行ったことないのでよう知らんけど

 

まず手始めにラムに塩コショウしてフライパンで焼き色を付けて取り出す

 

香味野菜(玉ねぎ、にんにく、人参、セロリ、ピーマン)のみじん切りを炒め塩コショウ、オレガノ、パプリカパウダー、クミンを入れて炒める

 

ワインを入れてひと煮立ちしたらトマトの水煮缶を入れる(月桂樹の葉)

 

オーブン用の容器にラムを入れて上からトマトソースをかける

蓋をして160度のオーブンで1時間半

 

ここで終わればラムのグーラッシュう風煮込みの出来上がり

 

だが

ここから余計な手間暇を加えて

スペインのフラメンカエッグッグ風に仕上げてゆく

 

ブロッコリー、人参、グリーンピースを下茹で(ピーマンの輪切りも炒めておく)

 

スーパーの、お世辞にもあまりおいしいとは言い難い生ポークソーセージ2本は皮から絞り出して肉団子状にしてフライパンで炒めておく

 

パエリア鍋にラムとトマトソースを入れて、野菜、ソーセージをのせて卵を割り入れる

 

蓋をして熱し、野菜、ソーセージが温まったら蓋を取ってグリルに入れて卵が半熟になるまで火を入れる

 

最後にパセリ、紫玉ネギのみじん切りとライムの皮をすりおろしたものを混ぜてふりかける

トーストしたバゲットに生にんにくをこすり付けオリーブオイルをかけて一緒に食べる

 

煮込んだラムが旨いのは最初から予想していたが

スーパーの、お世辞にもあまりおいしいとは言い難い生ポークソーセージ2本(くどい)

がびっくりするくらい大変身を遂げた

一挙に主役に大抜擢

 

もさっとした田舎っぽいおねえちゃんが大学一年生の夏休み終わってキャンパスに帰って来たらめっきりあか抜けて話し方までちょっと変わっちゃったていうくらいに

そういう雰囲気の夕食でした

 

<完>