私は長年、本格的なピザを自宅で作ろうと
試行錯誤を繰り返し
更には本物を求めて
「真のナポリピッツァ協会」なる団体の文献をむさぼり読んだりもした
過去の記事
https://ameblo.jp/senor-dan/entry-12448122758.html
しかしそこでたどり着いた結論はと言うと
家庭のオーブンでは本格的なピザの焼き上がりに必要な高温に達しない
という悲観的な事実であった
家庭で本格的なピザを焼こうと思ったら
庭に焼き窯を建造するか
高温に達するジェットガスオーブンを購入するなどしないと
絶対に無理!
な事のように思われた
一時は
「何もイタ飯屋で食べられるようなピザを作らなくても、おいしいピザが出来ればそれでいいじゃない。あなたは、あなたらしいピザを作ればそれでいいのよ。自分らしくいてくれれば。私は幸せよ。」
という、学級委員の岩崎さんの言葉に癒されたこともあった
でもいつも心の片隅に
「所詮本格的なピザも作れない俺!」
という意識が有り
さらなる高みに向かおうとする
もう一人の自分を見失いそうになっていた
『やらなかったことの後悔をしたくない!』
という生き方を貫いてきた私にとって
たかがピザ一つの事だとしても
いずれ死を迎える瞬間に
「ああ、頑張ってなんとか家でも本格的なピザを作りたかったなあ!」
と後悔しながら死んでいきたくなかったのである
そんなある日
町のホームセンターで一つの工具を見つけた
「ヒートガン」
という工事現場仕様のヘアドレッサーの化け物のようなものである
その存在には以前より気づいてはいたが、
こんなもの何に使うんだろう
ぐらいにしか思わず関心も持たなかった
しかしその時に限っては
誰かが耳元でささやく声を聴いたのだ
「本格的ピザを家庭でも!」
周りを見渡しても誰もいない
その時にはっと閃いたのだ!
「そうかこれを使ってピザのあの香ばしい焦げ目をつけることが可能ではないか?」
(ありがとうかに玉!)
ヒートガンのスペック表を見ると最高温度では600度にまで達すると書いてある
「これだ!」
早速風力、温度をマルチに変換可能な中級種を購入した
しかし、その日すぐには実行に移さないのだった
失敗を犯さないためにも入念な調査を繰り返し
また精神的にも己をじらすことで達成要求を極限まで高めようとしたのである
まずは生地作り
今まで何十万回とピザを焼いた絶対に失敗のないレシピで
そしてピザソースも自家製
具はできる限りシンプルに
トマト、バジル、アンチョビ、玉ねぎ
鋳鉄製のフライパンで底面を焼き取り扱いやすくして
さてここで問題が
ヒートガンを使って焼き色を付ける段階
オーブンに入れる前か?
オーブンで焼きあがってからか?
前か後か?
さいわい生地は多めにに作ってあったので
2つの方法を試して比較してみることにした
まずは生地を伸ばし
具を乗せない状態で
ヘリの部分を600度で焼き色を付けてから
具をのせて300度に熱したグリルで3分加熱したもの
その後すべて具をのせて300度のオーブンで5分焼いた物を
600度で焼き色を付けたもの
明らかにその出来上がりに違いが見受けられる
しかし試食してみた結果は
どちらも甲乙つけがたい!
という結果になった。
見た目的には先に焼き色を付けた方が
ピザ専門店で出てくるようなピザの仕上がりだ
一方ピザを焼き上げてから焼き色を付けた方は
見た目は多少ピザパンといった趣を感じさせるが
その調理過程の簡略さは捨てがたい
いずれにせよ予想を上回る結果に終わったのは間違いのない事実だ
このアイデアを語った時に
「んなもん、ガスバーナー使っちゃえば手っ取り早いんじゃないんっすか?」
と、身も蓋もないことを
右頬に嘲笑の陰りすら見せて言った
私のエフィカシーを下げて
コミュニティー全体のコンフォートゾーンを引きずり下げる
悪意のないドリームキラー達に
教え諭してやりたい
「過去の実績からのみ、未来の現象を予測する人生はつまらないよ!」
と
「ゴールは現状のコンフォートゾーンの外に設定しないと!」
今後この工事現場仕様ヒートガンの
更なる活用法の模索を続けていきたいと思う
いずれ
「あなたにも簡単 3分ヒートガンクッキング」
という料理本を出版することも決して夢とはいえないであろう






