日本各地にそれぞれ特徴のあるラーメンがたくさんあります

札幌ラーメン、博多とんこつラーメン、東京ラーメン、喜多方ラーメン.......

 

私の実家富山には真っ黒なスープの

その名も「富山ブラック」と呼ばれるラーメンが存在します

元々は重労働に従事する肉体労働者がご飯のおかずとして食べたのが始まりだそうです

それゆえ、兎に角塩分過多!

幼少時はスープを飲み干すことは不可能と思われるほどの塩辛さでした

 

子供心にも、いかにしてその漆黒のスープを作り出すのかは全くの謎でしたが

先日、ふと閃いたことがありました

 

そしてその構想を温め続けてきて

丁度昨日角煮を作る時に下茹でに使っただし汁があったので

機は熟したり!

と、本日その富山ブラックを再現するべく朝から準備を重ねてきたのです

 

まずは具材の用意をします

ねぎは白い部分をぶつ切りにし

焼き豚がないので残しておいた角煮を半分に切り

茹で卵を茹でて

 

スープは市販のラーメンスープの素(賞味期限2015年4月)と豚バラ肉を下茹でしたゆで汁に

ナンプラーを少々

 

あの漆黒のスープの黒さを出すには醤油を入れればいいのだろうと、

以前やってみたところ醤油臭くて食べられたものじゃありませんでした

 

そこで今回使った秘密兵器はこちら↓

グレービーなどに色付けする合成着色料

無味無臭で数滴たらすとソースが真っ黒に

原材料は謎です

恐らくコールタールか何か石油由来の物質

 

麺はスーパーで購入した生麺

 

こんな日がいつか訪れるであろうと思い購入してあった

麺茹でざる 業界用語でいうところの「てぼ」

ついに日の目を見る日がやってきたのです

そしてたっぷりの湯でゆでるための寸胴鍋

 

ラーメン作りは時間との戦いです

本職は一連の動きが体に染みついて動作がオートメーション化されていますが

ラーメン白帯の私は一つ一つの動きにもたつきが見られ

なおかつ撮影の時間もとられるので

完成した時には疲労困憊

 

しかしひとたびその漆黒のスープをすすった瞬間に

幼少の頃保育所に送って行くと偽って

アル中の親父に競輪場に連れていかれた帰りに

黒い、塩辛いラーメンを食べた

あの情景にタイムスリップしていました

 

味の方は恐らくは全く似ても似つかぬ味なのでしょうが

久々にすすったラーメンは

食後に恍惚感と至福の時間をもたらすには十分すぎるものでした

 

そしてあしたからまた、前をまっすぐ見て歩いて行こうと心に誓ったのです