先週末、いつもより奮発してリゾナーレ八ヶ岳というところに家族で1泊しました。このホテルは星野リゾートという、ホテルや旅館の再生を手がけて有名なところのもの。かつては経営破たんしかけたところを、星野さんが夏場は予約が取れないホテルに変貌させた、というところ。
リゾナーレの再生物語については、次の本にも少し紹介されていますが、僕なりの成功要因の分析?(たんに感想)をお伝えしたいと思います。
- 不可能を可能にするビジネスの教科書 星野リゾート×和田中学/筑摩書房
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まず、率直な印象としては、リゾートホテルと言われているとはいえ、リッチとかリゾートというより、田舎の森のなかという感じ。夕食食べていないので、分かりませんが、朝ご飯のブッフェは普通よりちょと上という感想をもつ人も少なくない様子(じゃらんのレビューを読むとそういう感想がちらほら)。大浴場もそれほど広いわけではないし、建物自体も新しいわけではありません。
それでも、ここがいい、また来たいと思わせるのは、子連れにとっても居心地がよいからだと思います。
感心したのは、部屋に入ったとき、レゴが置かれていたこと。ちょっとしたことかもしれませんが、他のホテルではまずありません。
みなさんは、ホテルで最初に部屋に入ったとき何をしますか?僕は、長旅で疲れているし、寝そべって「はぁ~」ってくつろぎたいわけです。でも、子連れだと、なかなかそうはいかない。荷物置いたら、早くあっち行きたい、こっち行きたいと言い出すわけだから。子どもがちょっとでも部屋で遊んでくれているだけで、親はくつろげる時間を増やせます。深読みし過ぎかもしれませんが、そうした心意気は大変ありがたいです。
大浴場でも、子連れにとっては洗い場が広く、子ども用のイスもたくさん置いてあるなど、ファミリー客にフレンドリーなはからいを随所で見ることができます。
リゾナーレでは、ブックアンドカフェという、本屋さんの本を手にとって、そのままカフェでくつろげるという場所も人気です。この場所も、おそらく、お父さん(あるいはおじいちゃん、おばあちゃん)が、子どもとプール(併設されていて、こちらはかなりゴージャス)に行っている間、奥様がゆっくりできるようにしている。旅に出て、買い物などしたい人も多いでしょうが、くつろぎたいという人も多いはず、しかもいつも子育てで忙しいお母さんなら。そのあたりをうまくついています。
このカフェでは地元の人にも人気で、毛並みがよさそうなペットを連れたおじさま、おばさまが本を読みながら休日を楽しんでいます。「日常は忙しいけれど、こんな田舎暮らしっていいなあ、今日のひと時は私もそんな暮らしの一部に入ろう」と思う観光客も多いのではないでしょうか。
うちは参加しなかったので詳しくは分かりませんが、ホテルが提供する体験の場も豊富です。早朝散歩に出かけるちょっとしたプログラムがあったり、月明かりで乗馬したり、森の中のカフェでお昼食べたり、陶芸つくったり。チェックアウトが正午なのですが、リゾナーレのなかでまったく退屈せず過ごせます(うちはひたすらプールでした・・・)。
このように、リゾナーレは、施設自体のよさ、豪華さ、おしゃれさを売っているというよりは、時間の過ごし方をうまく提案しています。せっかくの休日を楽しく過ごすことができた、といういい思い出が、リピーターや口コミを増やしているのでしょう(僕もこのブログで口コミしてることになるのか)。子連れの方には、すごくおすすめです。