さて、明日(19日)ですが、府中~東京競馬場で、 3歳牝馬クラシックレース第 2弾でもある、「第85回優駿牝馬(オークス)競走」〔2400m・芝(Bコース)・東京・GⅠ・18頭〕が行われます。
 

 

 


(↑昨年の覇者、番のリバティアイランド。)

まだ、先週(12日)の「第19回ヴィクトリアマイル競走」の結果すら、書いてない状況ですが、先に予想の事を書いて行きます。
毎年、書いている事ですが、例年、書いている事ですが、イギリスの「オークスステークス競走」を範とし、樫の女王を決める、このレースですが、1996年(平成 8年)に、それまで、「オークス」と同距離で行われた、「エリザベス女王杯競走」が、 3歳牝馬限定戦から、古馬牝馬も含めた、牝馬チャンプ決定戦&2200mへの距離短縮に衣替えし、その代わりとして、2000m戦の「秋華賞競走」が設定されて以降、「オークス」は、 3歳牝馬クラシックの中では、一番、距離が長くなったので、ある意味では、一番タフで厳しいレースになったのではないかと思います。
また、府中の2400mはスタンド前からの発走。 例年だったら大観衆の前での発走だけあって、それに堪えきれず、レース前からテンションが上がり、実力を発揮せずに終わってしまうケースもあります。

また、一昨年のサウンドビバーチェのように本場馬入場後に放馬してしまい、馬を捕まえて馬体検査を行った結果、競走除外となって発走時間が大幅に遅れ、結局、レース途中で放送が終わるという、後味の悪い結末になった事もあるので、昨年は、幸いには、そのような事はなかったものの、ゼロではないので、今年も、そういう事がないように祈りたいものです。


と、いう事で、今年なんですが、まずは恒例の枠順から。

 


エントリーした時点でフルゲート18頭ぴったりだったため、全馬が出走出来るという幸運もありましたが、中心は、やはり「桜花賞競走」(仁川[阪神]・1600m戦)出走組のような感じかなと。
とはいえ、全馬が2400m戦は初めてであり、中には1800m以上の距離を経験した馬もいるという。 とはいえ、ポテンシャルが高い馬にとっては、初距離でもキッチリとこなせる可能性もある訳だと思うし、スタンドからの歓声にも動じない、気持ち的にもどっしりとした馬が強いかもしれない。
スポーツ新聞の印や人気指数を見る限りでは、今年も核(コア)となる馬に集中している感じもあるし、このレースの優先出走権を得た馬 8頭のうち、「桜花賞競走」で 2着表彰台を得たアスコリピチェーノは「NHKマイルカップ競走」に出走し、 5着入賞のエトヴプレも回避したため、 6頭が出走しますが、やはり、これらを中心にした方がエエかもしれないと思いつつ、中味のない頭を使って・・・、こんなように印を付けてみました。


 

◎印=番 ステレンボッシュ
○印=番 クイーンズウォーク
▲印=番 チェルヴィニア
▲印=番 スウィープフィート
△印=番 ライトバック
△印=番 タガノエルピーダ
×印=番 ミアネーロ
×印=番 アドマイヤベル

本命は、 「桜花賞」馬に敬意を表し、番のステレンボッシュにしました。

 


2歳暮れの「阪神ジュベナイルフィリーズ競走」(仁川・1600m戦)では優勝請負人~クリストフ・ルメール騎手が騎乗してインから伸びて来たものの、アスコリピチェーノを捉える事が出来ず、 2着惜敗に終わりましたが、前走の「桜花賞競走」では優勝請負人が怪我のため、ジョアン・モレイラ騎手に乗り替わったものの、馬場の四分所を鋭く伸びて先頭に立ち、アウトから追いかけて来たアスコリを 4分の 3馬身差降して、リベンジを晴らす形になりました。 これでキャリア 5戦で全て 2着以内&表彰台圏内という抜群の成績を残して 2冠に挑む形になりましたが、今回は「winning keiba」の美浦支部長(?)でもある戸崎圭太騎手に乗り替わるという形に。 とはいえ、馬のポテンシャルは高いと思うし、戸崎騎手も今年の「皐月賞競走」(中山・2000m戦)をジャスティンミラノで制して勢いノリノリ状態であるというのもプラスかと思いますが、一応、府中のコースは 2歳時にマイルの条件競走を勝っているので問題はないと思いますが、2000m以上の距離の経験がないので、その辺りを克服出来るかどうかがカギとなって来るのではないかと思いますが・・・。

次に対抗は番のクイーンズウォークにしました。

 


前走の「桜花賞競走」では、過去 3戦のような走りが出来ず、苦しい走りとなってしまい、不完全燃焼の 8着敗退に。 「アンカツ」こと、元騎手の安藤勝己さんは「内枠で走りにくそうだった。」と分析していましたが、レース後に鞍上のアイスマン~川田将雅騎手は「今回の敗戦を良い経験にして、次に向かっていくための準備と思うしかない。」とコメントしてましたし、関係者も『桜花賞競走』よりは、こちら向きだと思っている。」と言っていたので、今回は期待大だと思います。 府中のコースは 2月の「クイーンカップ競走」(府中・1600m戦)で優勝しているので、左回りも問題はないと思いますので、府中の広い馬場を武器に伸び伸びと走ると共に「桜花賞競走」のリベンジを晴らして欲しいかなと期待しています。

更に、 3番手評価である、▲印評価は番のチェルヴィニアと番のスウィートフィートにしました。

 

 


まず、チェルヴィニアですが、クイーンズ同様、前走の「桜花賞競走」で13着敗退と残念な結果になってしまったのですが、その時の鞍上だった、バウルジャン・ムルザバエフ騎手は「直線に入って、反応がなかった。休み明けの影響かもしれません。」とコメントしてましたが、この 1戦でガラッと変わってきた可能性はあると思うし、鞍上が負傷が癒えた、優勝請負人に戻った事も好材料かなと思います。
また、左回りのコースは 3戦して 2着以内に入っているし、府中のコースは 2歳時に「アルテミスステークス競走」(府中・1600m戦)で優勝経験もあるので、問題はないでしょう。
課題はデビュー以来、マイル戦しか経験がなく、一気に距離が半マイル伸びる2400m戦でも通用するかどうかでしょう。
一方のスウィープフィートは今年になって、それまで騎乗していた女性騎手~永島まなみ騎手からレジェンド~武 豊騎手に乗り替えとなり、「桜花賞競走」トライアル「チューリップ賞競走」(仁川・1600m戦)に優勝した事で、その勢いでクラシック制覇を目論んだものの、前走の「桜花賞競走」では 4着入賞と最低限の結果は残したものの優勝には届きませんでした。 しかし、レース後のレジェンド「このメンバーでも十分にやれた事は収穫。」と言ってたので、今回も期待したいですが、「折合いが難しい馬でもある。」レジェンドが言っていたのが不安な部分。 しかも、初めての東上であり、左回りコースも初めて。
結構、課題が多い部分もありますが、調教自体は悪くなかったので、後は上手く折合いがつければ、結構、勝負出来るのではないかと思います。

次に、△印評価は、番のライトバックと番のタガノエルピーダにしました。

 

 


まず、ライトバックですが、 2月の「エルフィンステークス競走」(淀[京都]・1600m戦)で優勝、「桜花賞競走」で 3着表彰台を獲るなど、ポテンシャルの高さを証明したと言っていいですし、アンカツさんも「過程を思えば、スウィープフィートを抑えたし立派な内容。順調なら『オークス』でも有力だと思う。」と太鼓判を押してたくらい。
府中のコースは 2歳時に「アルテミスステークス競走」で 4着入賞と最低限の結果は残しているものの、左回りコースでは新潟の新馬戦(1800m戦)で優勝しているので苦手意識はないはず。 後は2000m以上の距離でも対応出来るかどうかでしょう。 一方のタガノエルピーダですが、トライアル「チューリップ賞競走」で 4着入賞だったものの、優先出走権を得る事が出来なかったため、「桜花賞競走」出走を諦め、断念桜花賞と言われている「忘れな草賞競走」(仁川・2000m戦)に挑んで、キッチリと優勝を飾った事は大きかったと思います。 この時は、それまで騎乗していた団野大成騎手からアイスマンに替えての結果でしたが、今回はアイスマンがクイーンズウォークに騎乗のため、牝馬に定評のあるミルコ・デムーロ騎手のテン乗りとなりましたが、これが、どう転ぶかでしょうか。 それと、タガノもスウィープ同様、初の東上&左回りコースという点は不安部分ではありますが、そのような状況でも自分のポテンシャルを発揮出来るかどうかという点が、今回にとっては大事なミッションになりそうですけど。

そして、心情的評価である、×印評価は、番のミアネーロと番のアドマイヤベルにしました。

 

 


まず、ミアネーロはキャリア 3戦と少ないですし、一貫して中山のコースしか走ってないですが、 2戦目のマイル戦こそ 5着敗退と終わりましたが、前走の「フラワーカップ競走」(中山・1800m戦)でキッチリと優勝している事からも判る通り、ポテンシャルは高いかなと思います。 マイル戦で苦戦したため、「桜花賞競走」には向かわずに、ここに照準を合わせて来た感も大きいですが、鞍上が、先週に大仕事をやってのけて、ノリノリ状態である津村明秀騎手ですし、調教では左回りコースでも、しっかりと走れるかという点も確かめての走りではあったものの、問題はなかったので、本チャンでも結果は残せるのではないかと思います。 一方のアドマイヤベルですが、キャリア 4戦の全てが左回りコースであり、そのうちの 3戦が府中のコース。 しかも全て表彰台圏内に入っているという堅実派。
トライアル「フローラステークス競走」(府中・2000m戦)も 5番手から追い込んで来て勝ってるので、2000m戦でも結果を残せる事は証明出来たと言っていいでしょう。
府中コースの経験が豊富という点もプラス材料ですし、後は2010年(平成12年)のサンテミリオン以来となる、トライアル本チャンという連勝でのクラシック制覇を成し遂げて欲しいという期待も込めてみました。

と、いう事で、予想印での予想は以上ですが、印を付けてない馬の中で、気になるのは、番のコガネノソラ。

 


トライアル「スイートピーステークス競走」(府中・1800m戦)を勝っているという点もあるし、キャリア 6戦中、悪くても 4着入賞で後は全て表彰台圏内&現在 3連勝中という事もあるので勢いという点では旨味があるなと思います。
ただ、 2戦目のマイル戦以外は全て1800m戦に絞って出走しているという事もあるのと初重賞挑戦&2000m以上の距離も初めてという点がネックかなと思いますが、府中のコースで優勝経験もあるし、鞍上の石川裕紀人騎手のクラシック初優勝も見てみたいという期待も込めてみようかと思います。

後は勝負度外視として、③番のエセルフリーダも注目してみようかと。

 


まだ、 1勝クラスの条件馬なので、優勝争いに加わるのは難しいと思いますが、武藤親子で挑む今回、どこまでバトル出来るかという所ですが、デビュー以来、一貫して2000m戦に挑んでいる事からも判る通り、明らかに、ここを狙って来ているという訳でもあるので、個人的には入賞圏内に入れば御の字かなと見ています。

後、 6月23日に行われる「ファン投票競走第65回宝塚記念競走」〔2200m・芝(外回り)・京都・GⅠ〕のファン投票の受付が 5月16日から 6月-2日までの間で行われています。

 


今年は仁川でなく淀で行われるのですが、例年、ファン投票に応募しているものの、過去に 1度だけ、タオルが当たった事はあるけど、なかなか、当たらない。(ワラ) でも、今年も応募はしてみようと思います。