さて、ナンバー2057のブログにも書いた通り、21日、中山競馬場で、「年末 7大ビッグレース」の第 1弾であり、障害のチャンプ決定戦である、「農林水産省賞典第142回中山大障害競走」〔4100m・芝(障害飛越数=11個)・中山・J-GⅠ・15頭〕が行われました。
 

 


予想印の予想などは、上記のブログに書いた通りなので省きますが、今年も不動の障害王者~オジュウチョウサンが参戦しておらず、俄かに混戦模様となった感があるんですけど、果たして、令和最初の「大障害」を制するのは・・・。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


と、いう事で、今年は、単勝 2番人気に支持された、番のシングンマイケル[騙5](63.0kg 金子光希騎手騎乗)が、 4分38秒 9のタイムで優勝し、人馬共に悲願のJ-GⅠ競走 初制覇を達成しました。
 


レースは、番のディライトフルがハナを奪い、早くも番のシンキングダンサーが 2番手に。
その後ろには、 7枠の 2頭~番のメイショウダッサイ&番のメドウラークが続き、番のルペールノエル辺りが追走するが、ディライトが、結構、飛ばしているので、早くも縦長の展開に。
そのままの状況で、名物の「大竹柵障害」(第⑥号障害)は、全馬、無事に飛越し、逆回りになって、 3号坂路を下る頃から、番のブライトクォーツやシングンマイケル辺りも、少しづつ、上がって行く。
2号坂路から、再び、大障害コースに入ると、シンキングダンサーに騎乗する石神騎手は、何時ものパターンで、内々を通る作戦で、とにかく、ロスなく進んで行く。
もう 1つの名物~「大土塁生垣障害」(第⑦号障害)も、全馬、無事に飛越し、再び、順回りになり、 2度目の 1号坂路を下った所で、レースが動きました。
ブライトが仕掛けて行って、ディライトに並びかけ、第④号障害(竹柵障害)を飛越した所で、シングンも仕掛け、最後の 3号坂路の手前では、インから、シンキング、ディライト、ブライト、メドウ、シングンの 5頭が勝負圏内に絞られた感じ。
3度目となる、第⑤号障害(土塁生垣障害)を飛越した時点では、シングンとブライトが先頭争いを繰り広げ、その後ろにはシンキングとメドウがバトルをし、更に、ルペールとメイショウが追いかけつつ、ダートをコースを横切って、平場の足比べに。
直線では、スパートを駆けて先頭に立った、シングンマイケルを、内からはルペールノエル、メイショウダッサイ、外からはブライトクォーツとシンキングダンサーが、それぞれ、秘術を尽くして追い上るが、もう、脚色が同じような感じに見えたので、先頭のシングンは、もう、セーフティリード。
ゴール前には、シングンの鞍上の金子騎手が手を上げて喜びを爆発させて、ゴールに。
金子騎手にとって、今年の「中山グランドジャンプ競走」では、それこそ、シンキングダンサーに騎乗して、絶対王者~オジュウチョウサンに果敢に挑み、最後は 2馬身半差の 2着に敗れ、大いに悔しさを感じたかと思いましたが、今回は、そのシンキングに、オジュウの主戦騎手である石神騎手が騎乗したので、別の、お手馬である、シングンマイケルに騎乗して優勝し、かつ、石神騎手のJ-GⅠ競走 8連覇を阻んだ訳ですから、ある意味、リベンジを晴らした形ですし、表彰式の時も涙ぐんでいたとの事ですから、余程、嬉しかったのでしょう。
また、シングンマイケルも、重賞競走 3連勝と、正に正常進化の形で、J-GⅠ競走制覇ですから、これから、まだまだ、強くなる可能性は高いと思います。
これで、来年春の「中山グランドジャンプ競走」で、絶対王者~オジュウチョウサンへの挑戦権を獲得した訳ですから、是非とも、下剋上を成し遂げて欲しいのですが・・・。

恒例の全着順。(←左から、着順・枠番・馬番・馬名・所属・性別&年齢・負担重量・騎手名・タイム・着差・コーナー通過順位・平均1Fタイム・馬体重・調教師名・単勝人気)

01 4青 ⑦ シングンマイケル 騙5 63.0 金子光希 4:38.9 3-5-2-1 13.6 458(±0) 高市圭二 2
02 3赤 ⑤ ブライトクォーツ 牡5 63.0 熊沢重文 4:39.2 2 3-2-1-2 13.6 478(+2) 荒川義之 6
03 7橙 ⑫ メイショウダッサイ 牡6 63.0 森 一馬 4:39.6 2 1/2 6-5-6-5 13.6 508(+8) 飯田祐史 4
04 8桃 ⑮ シンキングダンサー 牡6 63.0 石神深一 4:39.6 ハナ 2-3-3-3 13.6 474(+2) 武市康男 1
05 6緑 ⑩ ルペールノエル 牡9 63.0 高田 潤 4:39.8 1 1/2 7-7-7-6 13.6 520(-6) 藤原英昭 8
06 7橙 ⑬ メドウラーク 牡8 63.0 北沢伸也 4:40.7 5 3- 3-4-3 13.7 500(+2) 橋田 満 7
07 2黒 ② ヨカグラ 騙6 63.0 西谷 誠 4:42.7 大差 12-12-12-12 13.8 474(-4) 中竹和也 5
08 4青 ⑥ シゲルロウニンアジ 牡6 63.0 植野貴也 4:43.2 3 8-8-8-8 13.8 500(±0) 湯窪幸雄 12
09 1白 ① トーヨーピース 牡5 63.0 草野太郎 4:43.3 1/2 13-13-10-10 13.8 474(+2) 土田 稔 11
10 5黄 ⑨ ディライトフル 騙8 63.0 白浜雄造 4:43.4 3/4 1-1-5-7 13.8 488(+4) 大久保龍志 3
11 8桃 ⑭ セガールフォンテン 牡9 63.0 江田勇亮 4:43.5 クビ 9-9-10-10 13.8 508(+2) 石毛善彦 14
12 5黄 ⑧ トラキアンコード 騙7 63.0 五十嵐雄祐 4:43.7 1 1/4 10-10-9-9 13.8 506(+4) 武市康男 9
13 2黒 ③ サウスオブボーダー 牡6 63.0 平沢健治 4:46.0 大差 11-11-12-13 14.0 454(±0) 五十嵐忠男 13
14 6緑 ⑪ シュンクルーズ 牡7 63.0 大江原 圭 4:49.5 大差 14-14-14-14 14.1 456(±0) 柄崎 孝 15
15 3赤 ④ スリーコーズライン 牡3 61.0 伊藤工真 4:49.9 2 1/2 15-15-15-15 14.1 462(-2) 柄崎 孝 10

タイム
上り 1マイル 1分 47秒 2 4F 51.8 - 3F 39.0

コーナー通過順位
1コーナー(2周目) 9,15(7,13,5)12-10-6-14=8-3-2-1=11-4
2コーナー(2周目) 9,5(15,13)(7,12)-10=6-14-8,3,2,1=11=4
3コーナー(2周目) (*5,7)15,13,9,12-10=6-8-(1,14)(3,2)=11=4
4コーナー(3周目) 7,5-(15,13)-12,10,9=6,8(1,14)2,3=11-4

さて、人馬共に、悲願のGⅠ制覇&新王者が誕生した形になった、今年の「大障害」でしたが、まずは 2着に入った、番のブライトクォーツですが、 2周目の向う正面辺りから、徐々に進出し、最後の 3号坂路を超えた辺りで先頭に立つなど、平地でも活躍している、大ベテラン~熊沢騎手が思いきった作戦を取りましたが、最後はシングンに交わされてしまい、無念のシルバーメダリストになりましたが、終始、積極的なレースを行っての結果ですから、ナイスファイトと言えるでしょう。
更に 3着に入った、番のメイショウダッサイは、終始 5~ 6番手の位置で機を伺い、最後の直線でもインから伸び、結果的には、シンキングダンサーを交わしての表彰台の一角を占めたんですから、力は出し切ったと言っていいでしょう。
一方、単勝 1番人気に支持されながら、最後はメイショウダッサイに交わされ、無念の 4着敗退に終わった、番のシンキングダンサーでしたが、鞍上の石神騎手が、何時ものようにロスなくスムーズに道中を進んで行く作戦を取りましたが、「大土塁生垣障害」(第⑦号障害)で、若干、バランスを崩して冷えるした影響が微妙に残っていたやもしれません。
それでも、必死に前に喰らい付いて行きましたが、最後の 4コーナー付近では、石神騎手の鞭が入っていた事もあり、おそらく、もう、余力は残っていなかったかもしれません。
現状維持が精一杯では、どうしようもなく、何とか、表彰台の一角には入って欲しかったですが、叶いませんでしたし、石神騎手の、J-GⅠ競走 8連覇の夢も絶たれてしまう形に・・・。
でも、これもレース、仕方ないでしょう。
それと、土曜日に放送されている、「winnning keiba」のMCを務める、お笑いトリオ~「ジャングルポケット」の斉藤慎二さんが本命にしていた、番のルペールノエルでしたが・・・。

 


大ベテランらしく、終始、中団に位置しながら好機を伺い、飛越もこなしつつ、じわじわと伸びては来ましたが、最後の直線では最内にいた事もあって、これまた、シンキングダンサー同様、余力は残ってなかったやもしれませんか・・・。
それでも、掲示板内の 5着入賞に入ったんですから、大ベテランの意地はみせたかもしれませんかね・・・。
何れにしても、今年は15頭全馬が完走したので、まずは良かったんですが、個人的には、障害の難易度を、若干、上げても良いのではと思いつつも、やはり、安全面の問題から、これは難しいやもしれませんかね・・・。

後、先程、「winning keiba」の事に触れましたが、番組のサブMCを務めている、キャスター&タレントの柴田阿弥さん(←元「SKE48」のメンバーで、画像の右端の女性の方。)が、28日の放送で番組を卒業すると発表がありました。
正直、 3年は、少し、短いかな~という感じがしますが、大体、サブMCの任期が 2年くらいという事を考えると、これも致し方ないのかなという感じがします。
今週末の「ホープフルステークス競走」の時が最後なんで、まだ、「お疲れさまでした。」とは言わないですけどね・・・。