さて、ナンバー1893のブログにも書いた通り、昨日、東京競馬場で、 3歳マイル決定戦とも言える、「第24回NHKマイルカップ競走」〔1600m・芝・東京・GⅠ・18頭〕が行われました。
 

 


予想印の予想などは、ナンバー1893のブログに書いたので省きますが 、それぞれの目標を持って、今回のレースに挑んで来た、18頭の中で、 3歳マイルの王座&「令和」最初のGⅠを手にしたのは・・・。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、いう事で、今年は、番のアドマイヤマーズ[牡3](57.0kg ミルコ・デムーロ騎手騎乗)が、 1分32秒 4のタイムで優勝しました。 

 


レースは、番のワイドファラオが好スタートを切りましたが、逃げ宣言をしていた、④番のイベリスがハナを奪い、 1枠の 2頭(←番のクリノガウディ&番のプールヴィル。)が続き、その後ろに、早くも、番のグランアレグリア、ワイドファラオ、そして、③番のダノンチェイサー、 1頭、おいて、アドマイヤが続く。
前半の半マイルが45秒 8と、結構、速いペースで進む中、直線に入ると、逃げる、イベリスを追って、ワイド、そして、番のトオヤリトセイトが進出を開始する中、それを合図に、グラン、ダノン、アドマイヤもゴーサインを出して、追い始めるが、ここで、結構、ごちゃついてしまった感があり、関西「KEIBA BEAT」の映像では、ダノンが、グランとアドマイヤに挟まれてしまって、鞍上の川田騎手が窮屈そうになっているのが、はっきりと判りました。
そんな中、外からアドマイヤが一気に伸び、それと同時に、インから番のカテドラルと、大外から、番のケイデンスコールも末脚を発揮して、追い込んで来るが、最後は、アドマイヤの脚力が勝り、「朝日杯」に続く、GⅠ競走 2勝目を達成&令和最初のGⅠ制覇を成し遂げた訳です。
アドマイヤは、今回は、スタートは良くありませんでしたが、それでも、何時の間にか、中団よりも前に進出し、最後は、自分の末脚力を十分に発揮した感じに思えました。

また、鞍上のミルコ・デムーロ騎手も、今年、GⅠ競走、初制覇との事で、ここんとこ、ルメール騎手に、ある意味、美味しい所を持ってかれてばかりだったから、ようやく、安堵感も?。

これで、マイル戦 5戦 5勝。 今後は、どこを目標にするのかは判りませんが、出来れば、思いきって、 3歳馬の代表として、「安田記念競走」に挑戦して、古馬の実力マイラー&海外からの参戦馬とバトルを競って欲しいかなというのは欲張りな願いでしょうか?。(←今日のスポーツ新聞の情報では、この後、休養に入るとの事。)

恒例の全着順。 (←左から、着順・枠番・馬番・馬名・性齢・負担重量・騎手名・タイム・着差・コーナー通過順位・推定上がり3Fタイム・馬体重・調教師名・単勝人気)

01 8桃 ⑰ アドマイヤマーズ 牡3 57.0 ミルコ・デムーロ 1:32.4 6-7 33.9 472(+2) 友道康夫 2
02 8桃 ⑱ ケイデンスコール 牡3 57.0 石橋 脩 1:32.5 1/2 12-14 33.6 460(-6) 安田隆行 14
03 5黄 ⑩ カテドラル 牡3 57.0 ブレンドン・アヴドゥラ 1:32.5 ハナ 12-11 33.7 476(-4) 池添 学 7
04 2黒 ③ ダノンチェイサー 牡3 57.0 川田将雅 1:32.7 1 1/4+クビ 6-7 34.2 476(±0) 池江泰寿 3
05 4青 ⑦ グランアレグリア 牝3 55.0 クリストフ・ルメール 1:32.7 (4位降着) 4-6 34.3 474(-2) 藤沢和雄 1
06 4青 ⑧ ヴァルディゼール 牡3 57.0 北村友一 1:32.8 1/2 9-11 34.0 446(-4) 渡辺薫彦 8
07 7橙 ⑭ ハッピーアワー 牡3 57.0 吉田隼人 1:32.8 ハナ 17-17 33.7 442(-4) 武 幸四郎 10
08 8桃 ⑯ トオヤリトセイト 牡3 57.0 福永祐一 1:32.8 ハナ 6-5 34.5 470(-2) 松下武士 16
09 6緑 ⑫ ワイドファラオ 牡3 57.0 内田博幸 1:32.8 クビ 4-3 34.6 500(-12) 角居勝彦 9
10 3赤 ⑥ グルーヴィット 牡3 57.0 ダミアン・レーン 1:32.9 クビ 9-9 34.3 488(+2) 松永幹夫 4
11 3赤 ⑤ マイネルフラップ 牡3 57.0 松岡正海 1:32.9 クビ 12-9 34.3 464(-4) 梅田智之 15
12 1白 ② プールヴィル 牝3 55.0 秋山真一郎 1:33.0 クビ 3-3 34.9 412(-6) 庄野靖志 12
13 7橙 ⑬ ファンタジスト 牡3 57.0 武 豊 1:33.3 1 3/4 9-11 34.6 482(+2) 梅田智之 6
14 1白 ① クリノガウディー 牡3 57.0 藤岡佑介 1:33.5 1 1/4 2-2 35.5 488(±0) 藤沢則雄 13
15 7橙 ⑮ ヴィッテルスバッハ 牡3 57.0 戸崎圭太 1:33.7 1 1/4 15-14 34.8 458(-4) 池上昌和 5
16 2黒 ④ イベリス 牝3 55.0 浜中 俊 1:33.8 3/4 1-1 36.0 450(-2) 角田晃一 11
17 5黄 ⑨ ミッキーブラック 牡3 57.0 岩田康誠 1:33.8 ハナ 18-18 34.4 474(+4) 音無秀孝 17
18 6緑 ⑪ ロードグラディオ 牡3 57.0 大野拓弥 1:34.2 2 1/2 15-14 35.2 470(-4) 西浦勝一 18

タイム
ハロンタイム
12.0 - 10.4 - 11.5 - 11.9 - 12.0 - 11.3 - 11.3 - 12.0

上り 4F 46.6 - 3F 34.6

コーナー通過順位
3コーナー 4,1,2(7,12)(3,16,17)(6,8,13)(5,10,18)(15,11)14-9
4コーナー 4,1(2,12)16,7(3,17)(5,6)(10,8,13)(15,11,18)14,9

さて、アドマイヤマーズが 3歳マイル王の王座に輝いた、今年でしたが、正直、 2着に番のケイデンスコールが来たのには驚きました。
確かに 2歳時に、直線の長い新潟で行われた、「新潟 2歳ステークス競走」を制している実力馬ですし、正直、心情的評価である、×印を付けるかどうか、かなり、迷ったんですが、結局、印を付けませんでした。 でも、後から思えば、新潟も、府中と同じ左回りだし、直線の長いコースは、結構、相性が合うというのを、改めて、再認識しました・・・。
更に 3着に、番のカテドラルが入ったのも驚きましたが、この馬も要注意の馬の 1頭ではありましたが、印の枠の関係で、結局、付ける事が出来なかったんだけど、前走の「アーリントンカップ競走」で 2着はフロックではなかったですね・・・。
そして、 4着争いは、番のグランアレグリアと③番のダノンフチェイサーとのバトルになりましたが、先程、「テレビでは、ダノンが挟まれた感じとなり、鞍上の川田騎手が窮屈そうになっているのが、はっきりと判った。」と書いたけど・・・。

 

 


案の定、ゴール後、掲示板には「審議」の文字が・・・。
 


そして、審議の結果、グランがダノンの進路を妨害したという裁定が下され、 4着と 5着が入れ替わる形になりました。
ダノンにとっては、 4コーナーまでは理想の展開だったと思いますが、やはり、最後の直線で、アドマイヤとグランの間から進出しようとしたものの、両馬の間に入った瞬間、急に道が窮屈になり、一瞬、ロスがあった分だけ、最後は伸びて来たものの、そこまでだった形なので、悔やまれる一戦になったかもしれません。
実は、今回、昨年、「ダートラン in そのだけいば」で、お姿を見た、「SKNフラッシュ8」のメンバーである、初本瑞穂さんが、今回の本命馬をダノンファンタジーにしてたんですけどね・・・。

 

 

 


一方、グランは、「桜花賞競走」の時とは違い、強い牡馬連中との戦いであったので、やはり、厳しい展開になったのは、ある意味、仕方ないでしょう。
また、「桜花賞競走」の時のように、 4コーナーで先頭に立って、押し切るような展開に持って行けなかったのも辛かったのかもしれません・・・。
レースが終わって、検量室に戻って来た、ルメール騎手の表情は明らかに厳しく、その結果、降着という結果になった事と、ルメール騎手も、 3月-2日にも不注意騎乗による騎乗停止処分を受けたにもかかわらず、短期間に同様の不注意騎乗を繰り返し行ったことを考慮し、5月11日から 5月26日まで16日間の騎乗停止と、かなり、厳しい裁定が下ったので、相当、悔やまれる一戦になったかもしれませんか・・・。(←これで、12日の「ヴィクトリアマイル競走」、19日の「優駿牝馬(オークス)競走」、26日の「東京優駿(日本ダービー)競走」「目黒記念競走」の騎乗も出来なくなったので・・・。)
それ以外で、残念だったのが、13着に敗れた、番のファンタジスト。
中団辺りで追走をしていたものの、結局、直線でも伸び切れず、不完全燃焼のままで終わってしまった感ですが、名手 武 豊騎手でも、今回は、どうしようもなかったかも・・・。

そして、今回も、レースを見ながら、絶叫し、ゴールした瞬間、お約束(?)のズッコケ(???)をする、「お馬さんファン」さんの、お約束の動画。

 


今回は、スローモーション的に崩れ折れてました。 
結果が結果なだけに仕方ない部分も・・・。