同じ指導者に習っていても、


生徒は

ピアノに対する思いや

取り組み方が

全然違うものだなぁと感じます。



・純粋にピアノが楽しいと思っている様子で

電子ピアノでも諦めず、

毎週の課題曲を知る努力をして、

自分なりに表現する生徒さんもいます。


しかし

・ある程度練習はしてくるけれど、

記号通りに真面目に弾いているだけで、

無色透明な演奏になりがちな生徒。


・アップライトピアノがあっても

練習してこない生徒もいます。

ただ毎週来るのが、当たり前なだけ?

保護者の方が習わせたい気持ちが強いから?


ここは

「クレッシェンドって書いてあるよね」と言えば、

ディミヌエンドしようと努力する子笑ううさぎ


何度も

弾く時の姿勢について

話ましたが、

直す気がないらしく、

足を前に投げ出して弾く子。

(もちろん弾く音は、良くないです💦)


・ピアノが弾けるようになりたいという気持ちよりも、

「学校で合唱の伴奏をして、

自分でもピアノが弾けることを知らせたい」

だけが目的で習い始めた子。

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ピアノや音楽に

能動的に取り組んでいない子の

レッスンの時間は

指導者としては、

やっぱり苦痛を感じます。


でも月謝を頂いている以上、

何かしら

その子にとって

有意義な時間にしなければいけないのでは

とも思います。


ずっと前からも

今でも

悩みながらレッスンをやっています。


指導者としてできることは

「この曲、ここがいいよね~♪」と

その課題曲の良さや音楽の面白さを

毎回伝え続けることかなぁと思います。


曲の構成や、音の横の流れ、ハーモニー、リズムなどの意味や面白さ、

ピアノならではの音色の効果…


それらから

作曲家は、何を表しているのか…などなど。


そして、それらを表現するための

テクニックを伝える。


今は亡き私の恩師は、

ピアノの音色をとても愛していて、

曲の成り立ちや面白さを

楽しそうによく語っていました。


大学生ぐらいだった私は

「なるほど~‼︎」と新鮮な気持ちで

その話を聞いていたことを

思い出します。




とはいっても、

他の先生から変わってきた中学生で

電子ピアノのみで練習していて

コンクールか発表会の曲しか弾いてこなかった子で、

「ピアノが弾ける=速い曲が弾ける」という

理解の仕方の生徒に

曲の構造の話を始めると、

シラっとした顔になりました汗うさぎ



それでも、レッスンの中で

少しずつ伝導していくしかないのかな。

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生徒とのコミュニケーションは、

悩みが尽きません。

「何のために

ピアノレッスンをしてるんだっけ?」と

思うこともあります。


でも自分は

演奏することが好きだし、

他の演奏を聴いて、刺激を受けて工夫するのも楽しい。


一部の生徒さんが伸びていってくれたら、

うれしい。


それで十分ということにしてます。


指導者として、無責任だと思われる方もいるかもしれません。


伸びない

弾けるようにならない

練習しない場合、


ある一線からは

その生徒さんの問題で、


1人のピアノ教師だけでは

解決できないことが多いと

つくづく感じます。


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ピアノの先生として

自分にできることを

できる範囲で

レッスンしていくしかないにっこり


もしかしたら…

今は能動的でない生徒さんにも、


練習やピアノの面白さがわかる時が

来ることだってありますよね。