職場の施設から深夜の連絡…。
入居している利用者様の容態が急変したとのこと。
施設から深夜に連絡がありそうな時は、心構えがある時が多いのだが、今回は急な連絡なので寝ぼけているような状態で電話に出た。
とりあえず着替えて、施設へ向かった。
主治医に連絡して、ご家族にも連絡を入れて…、残念ながら利用者様は亡くなってしまった。
こんな時期なので、新型コロナの検査もしたが、結果は陰性だった。
もし陽性が出た場合、保健所へ連絡して指示を受けての対応になるので、ご家族を呼んでも会ってもらうことが難しくなる。
この部分だけは、ちょっと救われたのかもしれない。
ご家族も急なことなのでかなり動揺した様子だった。
自分も驚いたし、主治医の先生もご家族への説明の中で「急だったので、何もできずに申し訳ありませんでした…」と話していた。
一昨日までは普通にデイサービスへ通っていて、昨日発熱がありベッドで寝ていたが、エネルギーゼリーを飲んで処方された薬で夕方には熱が下がっていたので、先生とも様子を見て今後の対応を考えるという話をしていたのだが…。
こういう仕事なので仕方ないが、やはり亡くなる方を見送る時はつらい気持ちになる。
いつ連絡がくるかわからないし…。
急な連絡には自分も動揺する。
携帯の着信音も時々変更していかないと、着信音が鳴っただけで気持ちが落ち込むようになったりする。
これも職業病の一種とでも言うのだろうか…。