自分が高校に入学した時…。
とりあえず何の部活に入ったら良いか悩んでいた…。
中学では野球部だったけど、高校へ入った時には野球をやるつもりはなく、では何をやったら良いのか?…と。
それで、最初は放送部に入った。
まあ、何だか人前で話すのが嫌いではなかったし、高校に入ってからは目立つことをやりたくて仕方がなかったので…。
放課後、放送室で発声練習をしたり、『外郎売(ういろううり)』とか早口言葉をしゃべったり…と、そんなことをしていたのだが、どうもこうした体を使わない部活動が変な感じで、3日程で辞めさせてもらった。
顧問の先生に「やっぱり、運動系の部活をやりたいので…」と言って…。
そして、次に入ったのが弓道部…。
何で弓道部に入ったかというと、当時『アイコ十六歳』という小説が賞を取ったり、映画になったりと話題になっていて、そんなことでちょびっと弓道でもやってみようか…と、やってみたのだった。
でも、あまりに静かにやる競技で、練習をしていてどうしてもなじめなかった…。
日曜日の練習なんて、一日中ゴムの練習道具を持って、弓道の型?を作る練習で、この古典的な作法を身に付ける…ということにとまどった。
「ヤッター!」とかできないし…。
で、ある日曜日の練習中に途中で帰ってしまったのだった…。
それも、先輩にも顧問にも何も言わずに…。
…まあ、そんなこんなで、高校に入ったものの何に情熱を燃やして良いのかわからないという典型的な冷めた高校生だった。
おそらく、周りの大人たちは“困ったヤツ”と思っていただろう…。
そして、確かゴールデンウィーク前だったと思うが、街のボクシングジムへ行ってみたのだった…。

…ウチの長女の高校生活が始まって、入学式前からソフトボール部に入って練習に行っているのだが、今週末はもう試合なのだそうだ。
そんな姿を見ていて、自分の高校入学時のことを思い出してみた…。

思い出し始めてみたら、いろいろと面白いエピソードが蘇ってきて…、まあまたいずれ何かの形で表現してみたいと思っているけど…。