「昨日の話の続きだけど、タゲ取って来る主任は悪くないの?」
「充分悪いわよ。でも、フキハラって言ってて第3者が目の前にいても止めないんでしょう?」
「そうらしいね」
「通常の人は悪さをすると罪悪感から人目を避けて続けるか、第3者に知られない様に小細工をしていくのが基本。主任はそれが無いから厄介なのよ。「自分が常に正しい」、「何も言われない。もしくは注意されなければ正しく、正義」って考えてるから、注意なんてしようものなら逆ギレして手に負えなくなるのよね。自分大事だから指摘や注意は攻撃されたと認識して反撃し、過ちを治すなんて欠片も持たないのよ」
「悪い事は悪いと注意を続ければ聞くのではないか?」
「無理ね。「正しい自分が注意なんてされない」と思い込んでいるから」
「じゃあ、どうすれば?」
「だから上司は放置・スルーしてたんでしょ。主任はお目出度い頭で注意されないのは自分が正しいからって思い込んでいるから余計に事態を悪化させているのよ」
「主任だけ対処しても改善されないって事?」
「この場合、「ハラスメント行為の自覚が無い」主任と「能無し」の上司が揃っているから厄介な上に悪化させているのを止めなきゃ無理ね。それこそ経営者のトップからの鶴の一声でも無ければ継続するでしょうね」
「じゃあ、投稿者は我慢するしかないの?」
「話の内容からの推測だけど、起死回生の方法が有るにはある」
「それは?」
「投稿者は大人しく、反撃や反論をしない人のようね。そんな人が反撃して来たら?恐れず怯まず向かって来たら?…誰も反撃しないなんて言って無いわ。彼らが勝手に決めつけていただけで。本人が動くにも勇気がいる。時を見極めてチャンスを伺うしか今は対策がないわね」
「だからコメントに「待ってて」って言ったんだ」
「今は時期が悪い。チャンスは投稿者なら気づくはずだから私達も待ちましょう」
「吉報が聞けるといいね」
「そうね」


チャンスは本人にしか解らない
OL達の日常より
「ねぇ、聞いてくれる?職場の後輩にフキハラ・パワハラして来る主任がいるんだけど、決まって私にだけタゲ取って来るの。他の人にはトーン高い声で話したり、笑ったりするのに私に対しては電話を取り次ぐにも間が空いてため息1つついてから聞こえるか聞こえないか位の音量の低い声で言って来るの。これが毎日朝から始まるのがかれこれ6年続いていてメンタルが持ちません。第3者がいても目の前で差別行為をするけど上司は主任に注意しないの。逆に私に何故差別行為をするのか聞いてくる始末。最低な職場だけど生活があるから辞められない。このまま我慢をするしかないのかな?」

「…って言う投稿があったんだ。主任もだけど上司も酷くない?」
「酷いというより、上司が『能無し』だから改善もされない事が問題よ。本人に御門違いの質問する上に第3者の前でハラスメント行為をしているのに指導もしないなんて上司失格よ」
「同感。助けろよ!って思う」
「被害を受けている本人が「助けて」って言わないから何もしないなんて、責任逃れも良い所。助けを「言わない」のでは無く、「言えない」のに気が付かないなんてね」
「「言えない」?とは何故?」
「生活があるって言ってたでしょう?被害者として告発したら大事になるし、相手が辞めるならともかく自分が辞めさせられる可能性もあるからね」
「被害者なのに?」
「大人のほとんどが事なかれ主義が多いわよ。だからいじめにしても「性被害」についても「嫌だ」、「助けて」と言って無い事を理由に放置するのよ。「言えない」事があるのを理解せずか理解するつもりも無いのでしょうね」
「自分が大切って事か」
「人間としては当たり前の考えだけど、「救ける力」を持っているのに使わないのは卑怯だわ」
「救ける力?」
「相手に指導する又は物理的に離れさせるとかあるじゃない。なのに自分は傷付かず、被害者に傷付きに行けって言っている様なもの。被害者が「本当に何を望んでいる」のか分かって無い人間が人の上に立つ上司になんてならないでよ」
「本当に望んでいる事?」
「被害者は「解決」は願っているけど、本当は「傷付きたくない」、「傷付く事の無い日常」が欲しいだけ。相手を排除する事なんて考えてないのよ。ただし、排除をする方法しか解決策が無いなら別だけど。心が優しい人がタゲになる、すなわち排除する考えをしない人ね」
「さて、この投稿にコメントある?」
「そうね。…」

コメントを見てくれた方へ
独りで良く頑張りましたね。
人は誰もが等しく「笑って過ごせる時」を約束されています。自分の「欲」に負けて人を害してまで得られる時には代償が伴います。いずれ巡り巡って相手には罰をあなたには対価が還ります。だから負けないで待ってて下さい。

「…もう少し、待ってみるね」

人の上に立つヒトへ
アナタは自分の力を正しく使えてますか?
「言えない人」が望んでいる事が見えていますか?
失格で無いとよいですね

「何を読んでるのかって思ったら、漫画とは珍しい」
「アナタほど詳しくはないけど、漫画くらい読むよ」
「推しキャラの話?」
「推しではないけど、気になるキャラではあるわね」
「なんて話だっけ?」
「よく有る転生物だけど、転生した先が悪役敵キャラで主人公に最後殺される結末を回避する為に奮闘する話。男の子なんだけど、前世でゲームをしていた世界に転生したらまさかの悪役キャラ。しかも殺される結末を知っているから奮闘するけど、独りでする事なんて限られてるし時間も過ぎていくから焦りも出るのよね。メンタルも1杯いっぱいになって途中で「負けるもんか」って言いながら泣くのよ。静かに堪えながらね。そのシーンが印象的でね」
「…自分と重ねた?独り、耐えてた、いいえ今も耐えてる自分に」
「どうかしら。かも知れないし違うかもしれない」
「大丈夫、君は強いよ。他人を使わなければ自分の機嫌も取れないモノよりも1人で対応出来るんだから」
…は…の頭を撫でながら言う。
「有り難う。頭を撫でられて褒められる事なんて無かったから嬉しいわ」
「こんなので良かったらいつでもしてあげるよ」
「調子にのらないの!」
…はたしなめながらもまんざらでもない顔で言った。