日本人なら桜だろ- じゃないけど
桜前線のニュースを聞くとそわそわしてしまう。
たかが花見、というなかれ。
今年も満開の桜に会えた~
この『一期一会』感を愛するのです
・・・で、世界遺産 奈良県は『吉野』の桜に会いにGO
吉野の桜の木は下千本、中千本、上千本、奥千本とあって下から順番に開花していくので花期が長いのです。
行ったときは下千本は散り初め・・・中千本が満開でした
奥千本に至ってはまだまだ・・
修験の場でもあった吉野は本当に山深いところ・・・
上千本からの眺め。眼下に見えるのは『滝桜』『布引の桜』
なんせ山全体が桜で、下から見ると桜の滝に見えるから、この名がついたそう。
今日は上から見下ろします。
一番奥に鎮座する『西行庵』
鎌倉初期の歌人『西行』さんは、もともとは武士だったけど世を儚んで出家し世俗をいっさい絶って、こんな奥の奥の山奥にひとりで住んで花鳥風月を友としたそうです。
「西行法師像』
西行庵のそばの切り株。樹齢何年だろ・・・
西行さんは800年くらい前の人だから、この木はそれ以降の生まれだな・・・
そこで、1首
願わくは花の下にて春死なむ この如月の望月の頃
できることなら、2月(旧暦)の満月の、満開の桜の下で死にたいもんだ・・という、私の好きな西行さんの歌です。