ロシアのヘルソン撤退は罠なのか? | 大放言・毒を吐くブログ アメーバ版

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※戦況不利を認めたか?それとも罠?

ウクライナ侵略中のロシアだが、征服して一方的に併合を宣言したウクライナ領ヘルソン州の州都ヘルソンから撤退を命令した模様だ。これは戦況不利を自覚してのものなのか?それともウクライナを嵌める為の罠なのか?ウクライナは警戒している模様だが…?


記事によると侵略作戦を統括する司令官が発案し、国防相がそれを承認したと言う。一見普通の対応にも見えるが、そこにプーチンの意向が反映されているとは考え難い。

プーチンの様な独裁者にとっては何より自分の面子が優先される。常識的に考えればヤツが何を言おうがウクライナにやっている事は「侵略戦争」以外の何物でもない。従ってプーチンからすれば「何らかの戦果」を挙げる事は絶対条件に等しく、手ぶらで停戦する事など考えられない。だからプーチンは征服して一方的に併合を宣言したウクライナ4州をロシア領と言う前提での和平交渉、なんて寝言を平気でほざいているのだ。

※そうなってくれれば良いが…?

如何にウクライナ軍の攻勢が強いとは言え、またロシア軍は大半の戦車と精密兵器を喪失したと言うが、そうだとしても一度奪った筈の地域を放棄する、と言うのはプーチンの顔を潰す事になる。それは「退却」を「転進」と言い換えた所で実態も状況も変わらない。如何に作戦を統括する司令官、国防相と言った立場とは言え、プーチンの意向を無視してそんな判断が出来るのだろうか?

※罠を警戒するのは当然だろう。

仮にプーチンの意向を無視して部下の独断での撤退ならそれが如何に最適解であろうが判断した司令官や国防相は只では済むまい。解任で済むならまだマシだが下手すれば粛清、なんて事態もあり得る。またヘルソン州の親露派幹部がこのタイミングで交通事故死した、との報道もある。ロシア側が手に負えなくなってきたこの人物を交通事故を装い暗殺した、と言う見方さえ出ているだけにこの撤退には何か隠された狙いがあったとしても不思議ではない。

ウクライナ側はそんなロシアの「罠」を警戒している模様だ。ロシアは息をする様に嘘を吐くだけに発表を直ちに信用しないのは当然であろう。だが実際にヘルソンをウクライナに奪回されればプーチンの侵略戦争は一層苦しくなる。ロシア側に不自然な要素があるだけに油断は禁物だが、本当の意味でウクライナがヘルソンを解放し、プーチンの侵略、更にプーチン自身の瓦解の一歩になれば、と願うしかない。実際はどうなのか?