日韓スワップ再開要請に同意する経団連の怪 | 大放言・毒を吐くブログ アメーバ版

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※余計な真似はするなよ。

日韓の財界人による会合が行われていたらしい。経団連と韓国のそれに相当する全経連(全国経済人連合会)との会合だ。そこでは「ビザ免除復活」や「スワップ再開要請」で一致したらしいが、日韓スワップ再開で日本にどんなメリットがあると言うのか?そんな事も判らないで本当に経済を理解していると言えるのか?考え様によっては日本経済の先行きを怪しくしているのは政治以上にこういう連中の存在なのかも知れない。


スワップとは国同士で予め枠を決め、その範囲内で資金を融通し合う仕組みである。つまり韓国とスワップを結んだ場合、韓国の経済危機が発生すれば韓国は日本から資金を調達(=借りて)して対処する事が可能となる。勿論逆もまた然り、で日本が危機に陥れば韓国から資金を融通して貰って対処する事が可能である。

…と、書くと対等な条件なので一見問題なさそうに思えるが、実際には韓国と違って日本経済がそんな危機に陥る可能性は交通事故より低い。日韓どちらが経済危機に陥るリスクがあるのか?と言われれば間違いなく韓国だ。つまり契約上は対等でも事実上一方通行でしか機能せず、韓国とのスワップは

「韓国の保証人になる」

事に等しい。それに何の意味があると言うのか?

※日韓スワップは単なる日本の韓国への保証。

勿論韓国も日本以外の様々な国とスワップを締結したりしているが、問題は「自国通貨同士のやり取り」である事で、国際決済で最も必要になる「ドル」は直接調達出来ない。従って何処かの国からスワップによる援助を受けてもそのカネをドルに両替する必要が出てくるが、その時の相場次第ではスワップを受けても必要なドルを調達出来ない、なんて笑えない事態も有り得る。だから韓国は直接ドルを調達可能な日本とのスワップに固執するのである。

日本はそのドルの生産国であるアメリカと当然の様にスワップを締結しているが内容は

「無期限かつ無制限」

と言う韓国からすればヨダレが出る程の破格の内容だと言う。またEUとも同様の内容らしいので「ドル・ユーロ・円」はその生産国同士で融通は青天井となっている訳だ。こんなスワップを結ぶのに好条件の相手は他にはない。アメリカやEUには相手にされていない韓国なのだから尚更の話である。

勿論経団連のお偉方にはそんな程度の事は十分に承知の事だろう。だから韓国とスワップを締結した所で自分達にメリットがない事は理解している筈だ。では何故こんな合意をしたのか?

※そういう見方も出来てしまう。

公表されないだけで「経団連が政府に韓国とのスワップ再開要請をする」事で何か見返りでもあるのか?勿論賄賂とか買収された、と言う意味ではなく、韓国側からの何らかの経済的提案、と言う意味だ。だが仮に好条件の投資構想を提示されたとしても相手は韓国だ。約束が守られるとは限らない。更に日本企業を標的にした嫌がらせネタは疑えばキリがない。通常あり得ない事が起こるのが韓国だ。経団連が韓国を信用しているなら危険極まりない。

また、メリットがない事を認識していながらこんな合意をしているのなら背任に等しい行いだと言われても仕方ないレベルである。それ以前に理解すらしていないのでは経済人としての感覚からして疑うよりない。こんな連中に経済を任せてはならない。それ程の重大な過失だと言える。

※勿論判断を間違えたりしないだろうな?

当たり前だが政府はこんな要請を真に受けてはならない。政府の対応を承知で自分達のメリットだけしっかり得ようと言う狙いだったなら、中々の狸だが、実際の所はどうなのか?だが、確実に言えるのは

「韓国とのスワップに価値も意味もない」

と言う事だ。勿論一般国民もそれ位は当然知っている。やれば支持率、と言うしっぺ返しは即座に来る。政府は判断を間違ってはならない。