金正恩の白頭山登頂は何の予兆なのか? | 大放言・毒を吐くブログ アメーバ版

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金正恩が支那との国境にある「白頭山」に登頂した、と北朝鮮メディアが伝えたそうだ。


「単なる金正恩の登山」なら北朝鮮では「最高指導者の動向」として問答無用の1面トップ記事扱いでも日本では「ベタ記事」と言う形の他愛もない扱いで終わるだろう。だが北朝鮮にとっては「白頭山」は単なる山ではなく、

「金正恩が白頭山へ行く」

と言うのは「特別な意味」を持つとされる。つまり北朝鮮が国内向けか国外向けかはともかく、

「何らかの動きを見せる」

フラグ、と言う意味でもある。従って内容如何では「日本も巻き込まれる」危険性は「付いて回る」と言っても良いだろう。決して油断してはならない。


この白頭山、金日成が抗日活動の拠点とした場所で、かつ金正日の出生地だと言う。それ故に北朝鮮にとっては当然「聖地」と言う扱いで、金正恩がここを訪れる、と言うのは

「聖地巡礼」

と言う意味合いだが、問題はその「聖地巡礼」の後に北朝鮮では「何かが起きる」と言う事だ。

辺真一氏によれば、金正恩の「白頭山登頂」は今回で5回目だそうだが、1回目の登頂の直後に金正恩は叔父の張成沢を粛清している。2回目の登頂の直後には「軍拡方針」を明確にし、3回目の登頂直後には当時軍のナンバー2だった玄永哲が粛清されている。4回目は昨年11月27日だったそうだが、今年に入って新年早々ICBMに言及し、ミサイル発車実験を繰り返して「核兵器とICBMの保有を自称」するまでに至った。5回目の登頂が



などと言う「甘い感傷に浸る」為でない事は過去の例から明らかである。少なくとも「何らかの重要な決断」をこの場所で行った、と言う見方が大方の予想の模様だ。そうだとすれば考えられる事は大雑把に分類すれば

・幹部の誰かを粛清

・2018年度の新たな方針の策定

・アメリカに対して「開戦」か?「対話」か?「降伏」か?

と、考えられるであろう。

…どれをどの様に選んでも「その後」も含めて考えれば日本も無関係ではいられない。一見他愛もない記事でも情報分析と予測は怠れないのである。