枝野幸男クン、キミは何を訳の判らない事を言っているのだ?
「国難突破解散」と銘打った総選挙の選挙期間に突入した。各党の幹部クラスやそれなりに知名度の高い候補は自分の選挙区だけでなく、他候補の応援やその政党を代表した演説を行うが、
「選挙戦初日に演説を行う場所」
と言うのにはそれぞれの思惑が大きく働く、と言えるだろう。
小池百合子、小泉進次郎、枝野幸男はその「初日」にそれぞれ池袋で演説を行った。…いつの間にかマスコミによって
「自公VS希望・維新VS立共社」
と言う「三つ巴」の選挙戦、と言う構図にされているが、その見方に従えば各陣営全てが「大物」を投入しての初日の演説場所に
「池袋を選んだ」
と言う事になる。
勿論それなり以上の「理由」はある。
池袋は「東京10区」に所属する。この選挙区では希望の党から若狭勝が立候補している。言わずと知れた小池百合子の側近だ。また、かつてはその小池百合子が地盤としていた選挙区でもある事から希望としては
「絶対に落とせない」
選挙区だと言える。勿論裏を返せばこの選挙区で希望の党を負かせばその衝撃は希望の党には相当のダメージになる。そうなればまず間違いなく小池百合子の求心力は大幅に低下する結果になるだろう。尤も候補の若狭勝が重複立候補なので万が一選挙区で敗北しても比例復活する公算は極めて高いが、希望の党からすれば小池百合子の元地盤なだけに比例復活では意味はない。裏を返せばそれ故に自民党も立憲民主党も「重点選挙区」としてここで
「希望の党に『絶望』を与えようとしている」
のだろう。
それは選挙戦略として大いに結構な話だが、枝野幸男の演説は余りにも酷い。
「日本に初めて、政治家の都合でなくて国民の声に推されて作られたのが立憲民主党だ」
なんて「どの口が言った」のだろうか?本人はこのフレーズで希望の党が民進党の一部を吸収して成立した事を揶揄したつもりなのだろうが立憲民主党こそ
「『希望の党』にも入れなかった連中が『比例復活にかける』拠り所として」
「民進党が希望の党に合流する事で行き場を無くした「リベラル票」の受け皿として」
設立されたのではないのか?それが「政治家の都合」でなければ一体何だと言うのだろうか?
また、立憲民主党が「国民の声」に「推されて」作られたかどうかは
「非常に怪しい、と言うか『嘘出鱈目』」
と言うよりない。
NHKの世論調査によれば、立憲民主党の支持率は4.4%だった。共闘する共産党、社民党、そして何故か未だに存在する「民進党」支持層を全て足したとしても9.2%に過ぎない。希望+維新で6.1%。先に挙げた
「自公VS希望・維新VS立共社」
と言う構図を支持率に言い換えると
「35.0%VS6.1%VS9.2%」
…「お仲間」を全部足しても支持率1ケタの何処が
「国民の声に推されて」
なのだろうか?誇大にも程がある。
…と、言うより「真っ赤な嘘」そのものなのだが、要するに枝野幸男は
「自分達の支持者しか見ていない」
と言う事は明らかだ。それだけでも「政治家失格」と判断するに十分過ぎるが、その上
「街頭演説で平然と『嘘出鱈目を広言する』」
のだから尚更始末に負えない。何が悲しくてこんなのを国会議員にして我々の血税で喰わせなければならないのか?面子を見れば
「『民進党』と言う『政界の産業廃棄物』から出た「腐敗の核心』」
であるのは明白だ。立憲民主党の存在そのものが「民主主義に対する冒涜」であり、そこから立候補するのは「選挙に対する冒涜」だ。その上嘘出鱈目の街頭演説と来れば「国民に対する冒涜」である。
つまり立憲民主党は設立の瞬間に看板倒れだ、と言う事だ。立憲民主党、及び希望の党からの候補者は問答無用で全員落選させなくてはならない。それが「日本の国益に叶う」選択なのである。