こんにちは、こんばんわ。

 

 

今更ながら、明けましておめでとうございます鏡餅

 

 

年明けから、卒業論文を書くのに奔走してまして、、、。

 

 

久々のブログになってしまいました。

 

 

 

 

 

今回紹介する本は、

 

 

傲慢と善良

 

 

婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者から圧倒的な支持を得た作品が遂に文庫化。《解説・朝井リョウ》

 

 

 

 

 

 

本屋に行くと、必ずと言っていいほど店頭に並べられている本なので、

 

この本を知っている人、読んだことがある人は沢山いらっしゃると思いますが。。。

 

 

 

今更ながら、感想を綴りたいと思います。

 

 

 

 

僕の知り合いの女性や、女性有名人が

 

 

「共感できる」「面白い」

 

 

と言っていたので、女性向けの本なのかなと、思っていました。

 

 

 

 

 

実際読んでみると、恋愛や婚活のこと以外にも、

 

「自分の意志」がある人間はどのくらいいるのか

 

という人間心理の話にまで漬け込んでいて、非常に興味深いストーリーだったため、

 

500ページ以上あったのですが、男性の僕でも飽きずに読むことができました。看板持ち

 

 

 

 

また、前半は主人公の男性目線で描かれていたので、同じ男として共感できるところがありました。

 

 

例えば、主人公が元カノに振られたことを振り返るシーンでは、こう描かれています。

 

 

 

「別れを切り出されるまでは、一度たりとも自分の元から去る可能性を考えていなかった。それぐらい長い付き合いになると思っていたし、家族のように思って––––甘えていた。まだ、28歳じゃないか

 

 

 

この元カノとは、2年ほど付き合っていました。

 

 

男性からすると、「28歳」はまだまだ働き盛りだし、そんなに結婚を焦る年齢ではないと思います。

 

 

でも、

 

 

女性からすると、出産のことであったり、その他諸々のことを考慮すると、充分28歳は結婚を真剣に考える年齢なんだとも思います。

 

 

こういう部分で、結婚に対する男女男性トイレ女性トイレの考えの違いがよく描かれているなと感じました。

 

 

 

 

また、2年という交際期間も、大学生の僕からしたら、

 

 

『まあそれなりに長いかな』

 

 

くらいにしか思わないのですが、

 

 

28歳の女性からしたら、

 

 

2年の交際期間=結婚するのに充分な時間

 

 

ということも実感させられました。

 

 

 

 

僕が20代後半になったときに、もしもお付き合いしている女性がいたら真剣に結婚を考えないといけないなと。。。

 

 

教訓を得ました真顔

 

 

 

 

 

 

また、主人公の男性の

 

 

「無理矢理にでもいいから、誰かに束縛や制約をされたい。そういう煩わしかったはずのものが、無性に懐かしく、欲しくなっていた。」

 

というセリフにもとても共感できました。

 

 

 

 

よく言いますよね、「本当に大切なものは失ってから気づく」って。

 

 

僕も後悔しないように、人付き合いしないとな、と考えさせられました。

 

 

 

 

 

 

 

他にも、印象に残ったセリフを紹介していきたいと思います。

 

 

「ささやかな幸せを望むだけ、と言いながら、皆さん、ご自分につけていらっしゃる値段は相当お高いですよ。ピンとくる、こないの感覚は、相手を鏡のようにしてみる、皆さんご自身の自己評価額なんです。」

 

 

これは、結婚相談所の女性の方のセリフです。

 

 

僕は婚活をしたことがないので、ピンとくる、こないの感覚を味わったことはないのですが、

 

付き合っている相手は、自分の鏡であり、自分の価値を表しているということはなんとなく聞いたことがあります。

 

 

 

 

ちょっと違う話になるかもしれませんが、僕は、お付き合いしてる相手のどれか一部分でも尊敬できないと、長く続かないと思ってるんです。

 

 

例えば、相手がスポーツ選手だったら、スポーツしている姿

 

お笑い芸人だったらテレビで色んな人を笑かしている姿

 

など

 

相手の一部でも尊敬するところがあれば、

 

 

「この人に見合う人になろう」「この人のために何かしてあげよう」

 

 

っている気になるじゃないですか。

 

 

 

だから、相手の価値を自分が勝手に決めるんじゃなくて、お互い切磋琢磨して、尊敬し合える部分を創っていけば、

 

「相手はこんなに頑張っているんだ。自分も頑張らなきゃ」

 

って相乗効果で、二人とも成長していけると思うんです。

 

 

 

 

 

だいぶ婚活の話から脱線してしまいましたが、、昇天

 

 

 

 

まあ、本の中でも言ってますけど、言いたいことは、

 

相手に価値つけるほど自分はそんなに価値あるのかって。まず、自分磨きしろって話です(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこでできた仲間や地元の人たちとは今でも連絡取り合ってて、そういう繋がりって自分には今後ずっと財産になるな、と思える」

 

 

 

 

これは、本に出てくるある男性が、東日本大震災後に東北にボランティア活動していたことについて話している時のセリフです。

 

 

後々、これが本の後半の話に繋がってくるのですが、、、それは読んでからのお楽しみということで。キメてる

 

 

 

 

 

婚活とか恋愛に全く関係ないセリフなんですけど、

 

 

僕は、一期一会って言葉を大切にしていて。

 

まあ、その理由は、高校時代の野球部の監督がよく口にしていたからなんですけど(笑)

 

 

 

 

最近は、コロナの影響でのリモートワークやオンライン技術の発達等で、

 

人と人とが面と向かって話す機会は減ってるじゃないですか。

 

 

 

でも、こういう時代だからこそ、「人との繋がりを諦めたくない」というか(長濱ねるさんがテレビで言っていた言葉をそのままお借りしました)。

 

 

 

SNSが普及したおかげで、実際に会わなくともコミュニケーションをとれる便利な時代になった反面、

 

 

 

別に会わなくてもいいか、

 

 

とか

 

 

新しい人間関係作るのめんどくさいから初対面の人と交流する場に行くのは気が引けるな、

 

 

とか思いやすい時代でもあると思うんです。僕も最近そういう節があります真顔

 

 

 

だから、このセリフを見て、改めて

 

新しい人と交流する機会やそういう人との繋がりを大事にしたいなと、思いました。

 

 

 

 

 

 

 

「あんだら、大恋愛なんだな。」

 

 

 

これは、終盤に出てくる、あるおばあさんのセリフです。

 

 

 

このセリフによって、物語はラストの展開を迎えることになるのですが、、

 

 

 

ネタバレになってしまうので、気になる方はぜひ実際に読んで物語のクライマックスを楽しんでください指差し

 

 

 

 

 

とてもシンプルな言葉ですが、すごく心に響きました。

 

 

 

お見合い結婚なんか当たり前な時代を生きてきたお年寄りの方からすれば、今の時代の恋愛はみな大恋愛なんだなと。

 

 

 

マッチングアプリも最近流行っていますが、それもお互いが選んで付き合ってるわけですから、おばあさんからすれば運命の出会いみたいに感じられるんですね。

 

 

 

ほんと恵まれた時代に生まれたんだなと、つくづく思います、、昇天

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じで、恋愛・結婚だけでなく、

 

 

今を生きてる人間に何が必要なのか、何が大切なのかを考えさせられる小説なので、

 

 

まだ読んだことない方は是非読んでみてくだいさい!

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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