２０１７年１０月
『左乳がんステージ２b』
を告知されてから１０ヶ月。
５３年間生きて来た中で、本当に本当に【生きること】を考え、そして【生きること】に頑張った１０ヶ月間でした。
乳がんと告知され、いてもたってもいられず、スマホやパソコンで乳がんについてのことを調べまくっていた時、たまたま【乳がんを克服したがんサバイバーたち】という記事を見ました。
４０～７０代の乳がん経験者さんたちそれぞれの方がどんな治療をしたとか仕事や子育てはどうしていたとかを話し、今、現在は転移、再発をしないよう定期的に診察、検査をしているというような内容だったと思います。
本当の意味の『がんサバイバー』というのは、「がん」と診断された全ての人、を指すんですよね。
だから
がん告知された人も
がん治療中の人も
がんと共存してる人も
みんな『がんサバイバー』です。
だから私も「乳がん」と言われた時にすでに『がんサバイバー』になってたわけです。
でもこの記事を見た時は「がんサバイバーとはがんの治療をして、体の中からがん細胞が無くなった人」だと思ってました。
がん治療に入る前、私の目標は
思いっきり、勘違いの
がんサバイバーになる！！
となりました。
そして始まった乳がん治療、、、
＊術前抗がん剤治療
アブラキサン（ナブパクリタキセル）４クール
ＦＥＣ ４クール を半年間
＊左乳房部分切除・腋下隔清手術
病理検査の結果、pCR（完全奏功）
＊放射線治療
温存した左乳房と鎖骨上リンパ、
２ヵ所に全２５回照射
＊ホルモン剤（現在服用中）
を経て、見事な（勘違い）がんサバイバーになりました！
がんの再発防止のホルモン剤（タモキシフェン）はこれから１０年服用します。
今のところ、ホルモン剤を飲んでの副作用は出てないのですが、最後にやった放射線治療の副作用で、照射したところの皮膚が硬く、黒く変色、汗腺がダメージ受けてるので汗は出ない、術側乳房サイズの縮小
、などの他、かなり時間がたってからひどい倦怠感などが出る場合もあるようです。
８月から結婚式場の仕事にも２ヶ月半振りに復帰します。
がん発症前と全く同じ生活とはならないかもしれませんが、これからの人生、後悔しないよう精一杯生きようと思います。
ブログを通じてお知り合いになれた皆さま、本当にありがとうございました。
抗がん剤の副作用でツラかった時、皆さまからの応援、優しい言葉で最後まで頑張れました。
入院、手術や放射線治療についての情報もたくさん頂きました。
どうか全てのがんサバイバーさんたちががんに打ち勝ち、幸せな結果になることを祈ってます。
ブログを止めるわけではありませんが、これからは病院に行く回数も減るでしょうし、ここに書き込むネタも無くなるしなー、、、とか思ったのですが、まだダイエットや毛の生え具合など、ネタはありますね
