コテージでとにかく飯を食い、喋る。
幸いにして薫製の評判は上々であり、面目躍如と言ったところであろうか。
ああ、と。気の合う仲間と共に、遊び、飯を食い、喋る。これが幸せであるのかと、そのように思う次第である。
女運にはまったく恵まれず、女性問題がまるで無いと言う大問題を抱えている運命の大病を背負ってはいるものの、友人に恵まれた事は感謝するしか無い。
猛暑に 暑さ忘れて 炭火焼 友に恵まれ 愛はしらねど
そんなコテージに五人で川の字になって眠り、早朝。
再びのバーベキュー。お肉が余ったのだ!
腹を抱えつつ、山口旅行最大のメジャー天然スポット秋吉台に到着!
超広い洞窟であり、かつ、超長ーい洞窟でもあるのだ!
しかも「えっ? クーラー付けてるの?」ってくらい涼しいのだ! すごいぞ秋吉台!!
しかし、あるけども、あるけども、洞窟は続く。
運動大嫌いボーイとしてはなかなかしんどいのである。しかし予定では秋吉台の洞窟を往復するつもりだったのだが……だるい! やだ! 歩きたくないやい!
とバスで帰りつつ、カルデラを見る計画に変更。
高台なので風はそこそこ涼しいが、洞窟で遮られていた太陽がさんさんと輝いている。
しかし、草原の中、石灰岩がひょこひょこと頭を出している光景はなかなかの不思議光景。
ちょっとしたアルプスの少女ハイジぽくもあり、ファンタジーRPGの様でもある。
こういう光景を覚えておくと、妄想が捗るのだ。
そんなこんなで秋吉台は終了。こうして山口の旅は粛々と終わりを告げた。
何も無いが、何とかなる。そんな旅行だった。
もう少し涼しければ、早めに豊田湖へ移動して、ボートの上でのんびりしたりも出来たのではないかと思う。釣りが趣味(ブラックバス)が好きならよけいに良いのではないだろうか?
何よりコテージは宿泊費が人数で割れるので安いのである。
ビバ、山口。
福岡から山口へ旅行に訪れた我々は豊田湖を目指すのである。
豊田湖畔公園は山口県の中頃にあるキャンプ場である。
近くに湖があり、整備されたキャンプ場。このコテージに泊まるのが我々のキャンププランなのだ!
ちなみにコテージとは何ぞや? と言うと、貸別荘みたいなものである。キャンプはしたいけど、テントで寝たりすると虫がくるんじゃない? やだーと言う人にも優しいのである。
そんな軟弱な! と思うかもしれないが、トイレが共同だったりすると意外と大変だったりするのだ。主に汚さや、虫的な意味で。女性には特に厳しいかもしれない。
ちなみに本気でそんなのが無い場合は、大自然の中で大解放(隠語)する事になる。この場合、紙を持ってきてないと、バッテンガム宮殿(隠語)な事になるので大変なのだ。
ちょっと屋外で豪華な宅のみだぜ! って感じの使用方法が出来るのでおすすめだ。ちなみに日中だけ借りる事も出来る場所もあるぞ。
さあ、そんな話は置いておいて。
コテージである。ロッジとも言う。ログハウス風のいい感じの建物である。
ちなみにこのキャンプのコンセプトは「無職二人と行く、山口でキャンプして肉食系男子を気取って厚切りお肉を食べる旅」であるからお肉は当然分厚い厚切り肉である。
これを炭火でじゅーじゅー焼いて食べるのだ。
まずいわけが無い。だが炎天下の日射しはキツい。炭火の熱は下から上がってくる。
やべえ! 退避だ!! コテージの中に逃げ込め!
コテージの中はクーラーが付いていて、ひんやりなのだ。
癒される。冷蔵庫もあるので、そこから氷を出して、お茶を飲む。
美味い!! 元気出てきた!
俺にBBQを食わせろー!
何だそれは? トルティーヤ? なにそれ? トウモロコシの生地を薄く焼いてお肉なんかを包んで食べるもの? ぷぷー。BBQなのに。そんなの聞いた事無いよ~。
食べてみろって? そこまで言うなら異文化交流的なつもりで食べてみるよ~。
で、でらウマス! なにこれ? トルティーヤ? すげぇ。感心した。挙動天地だわ。
もぐもぐ食べながら、では俺もと準備してきたものを取り出す事にするのである。
豚の塩漬け。てれてれってて~。
これを桜のチップで燻す。いわいる薫製にしてやろうというわけだ。
というのもこの薫製。実はリベンジなのである。
前回のキャンプで失敗し、日中に完成できず、結局早朝に食うはめになったベーコン。その借りを返す時が来たのだ!
くははは、びっくりおののくがよい!
と思って作り始めたが失敗。肉から油が落ちすぎて、チップの火が消えてしまうのだ。
……炭火に直接チップを振りかけるか(妥協)
そしたら、もうどえらい勢いで煙が吹き出し始めたのである。(当然)
あんまりにも煙が出るため、俺は見守らねばならなくなった。
炎天下、煙、そして俺。
誰も幸せにならない方程式が出来上がる。
鳴り響く蝉の音はヒグラシである。
俺の山口旅行は中盤戦が終わろうとしていた。
豊田湖畔公園は山口県の中頃にあるキャンプ場である。
近くに湖があり、整備されたキャンプ場。このコテージに泊まるのが我々のキャンププランなのだ!
ちなみにコテージとは何ぞや? と言うと、貸別荘みたいなものである。キャンプはしたいけど、テントで寝たりすると虫がくるんじゃない? やだーと言う人にも優しいのである。
そんな軟弱な! と思うかもしれないが、トイレが共同だったりすると意外と大変だったりするのだ。主に汚さや、虫的な意味で。女性には特に厳しいかもしれない。
ちなみに本気でそんなのが無い場合は、大自然の中で大解放(隠語)する事になる。この場合、紙を持ってきてないと、バッテンガム宮殿(隠語)な事になるので大変なのだ。
ちょっと屋外で豪華な宅のみだぜ! って感じの使用方法が出来るのでおすすめだ。ちなみに日中だけ借りる事も出来る場所もあるぞ。
さあ、そんな話は置いておいて。
コテージである。ロッジとも言う。ログハウス風のいい感じの建物である。
ちなみにこのキャンプのコンセプトは「無職二人と行く、山口でキャンプして肉食系男子を気取って厚切りお肉を食べる旅」であるからお肉は当然分厚い厚切り肉である。
これを炭火でじゅーじゅー焼いて食べるのだ。
まずいわけが無い。だが炎天下の日射しはキツい。炭火の熱は下から上がってくる。
やべえ! 退避だ!! コテージの中に逃げ込め!
コテージの中はクーラーが付いていて、ひんやりなのだ。
癒される。冷蔵庫もあるので、そこから氷を出して、お茶を飲む。
美味い!! 元気出てきた!
俺にBBQを食わせろー!
何だそれは? トルティーヤ? なにそれ? トウモロコシの生地を薄く焼いてお肉なんかを包んで食べるもの? ぷぷー。BBQなのに。そんなの聞いた事無いよ~。
食べてみろって? そこまで言うなら異文化交流的なつもりで食べてみるよ~。
で、でらウマス! なにこれ? トルティーヤ? すげぇ。感心した。挙動天地だわ。
もぐもぐ食べながら、では俺もと準備してきたものを取り出す事にするのである。
豚の塩漬け。てれてれってて~。
これを桜のチップで燻す。いわいる薫製にしてやろうというわけだ。
というのもこの薫製。実はリベンジなのである。
前回のキャンプで失敗し、日中に完成できず、結局早朝に食うはめになったベーコン。その借りを返す時が来たのだ!
くははは、びっくりおののくがよい!
と思って作り始めたが失敗。肉から油が落ちすぎて、チップの火が消えてしまうのだ。
……炭火に直接チップを振りかけるか(妥協)
そしたら、もうどえらい勢いで煙が吹き出し始めたのである。(当然)
あんまりにも煙が出るため、俺は見守らねばならなくなった。
炎天下、煙、そして俺。
誰も幸せにならない方程式が出来上がる。
鳴り響く蝉の音はヒグラシである。
俺の山口旅行は中盤戦が終わろうとしていた。
山口の下関には長府と言う町がある。
ここに旅行で行ってきた。
日本地図で言えば、本州で九州にいちばん近い県が山口県である。そのいちばん南が下関。その東側にあるのが長府である!
この長府! 歴史で言うと、そんなに重要ではないのだけれど、いろんな場面でちょこちょこ登場する、名脇役。みたいな場所である。
そもそも九州自体が日本の歴史にほぼ登場しない。四国も同じくである。
そんな二つに挟まれた場所がメインを張るのは厳しいのである。
かの有名な古事記にも出てるし、日本書紀にも登場。
国府も合ったし、日本で五カ所しかなかった古代貨幣を作っていた箇所でもあったのに……超地味なのだ。
九州に日の目が当たる明治維新に、ようやくパトロンの商人がいたり、苦労したお役人さんが居たりした場所なのだが、地味。激しく地味。
よっぽどの歴史マニアでなければテンションは上げられない町なのだ!
そして我々の仲間には歴史マニアは居ない。
むしろガンダムのジオンの歴史の方が詳しいくらいなのだ! ロボットが出ないとダメなのだ!
歴史の授業では「エレキテル」の響きでちょっとテンションが上がるだけなのである。
長府庭園のお庭を見学して、蓮茶を飲んだりもした。
良いお庭ですね以上の感動は出てこない我々である。
そもそもなんでそんな中途半端な場所に旅行に行ったかと言えば。
チェックインの時間が午後三時で急いで行ってもしょうがなかったからである。
福岡を出発し、秋吉台の洞窟を目指す車の行き道にまったく観光名所がなく、ようやく見つけたなんだか観光できそうな場所が”長府”だけだったのだ!!
しかし歴史しらなーいズのメンバーを連れて行っても自分には腹案が合ったのである。
空には太陽! ギンギラギンに輝く灼熱の業火!
そんな中で優雅に喫茶店で涼みながら甘味を食べるのだ!
そうしてお腹を甘味で繋ぎつつ、三時にキャンプ場へチェックイン&BBQと洒落込むつもりだったのである。
甘味はかき氷から、くずきり、寒天などなどがあるのだ! お腹がすいてたら冷麺もある。
そんなお店 画廊喫茶 梵天でおしゃれに過ごせば良いじゃないと思っていたのである。
いやぁ、おしゃれだねぇとまったくおしゃれじゃない台詞をはきながら、お店へ入場。
気の合う仲間達はそれぞれ食べたいものを頼んで行く。
値段も高いが、なかなかの美味しさ。冷たければそれだけで上手いような気がするほどの炎天下だったのである。
しかし、おすすめの葛切りを頼んだメンバーの一人がなんだか消沈しているのである。
一応段取りを立てた身としては気になるのである。
「どうしたんだい? アミーゴ?」
「……いや、くずきりってさ。透明なおまんじゅうみたいなのじゃないの?」
言われて数秒、意味が分からなかった。
「もしや、アミーゴが行っているのは”葛饅頭”のことかね?」
「!? そうか……あのさ、俺、黒蜜ダメなんだわ」
……おいおい、アミーゴである。よもや、くずきりとくずまんじゅうを勘違いするとは。そもそも黒蜜がダメって、また地味な。
そうは思ったが、まあ良しである。
「まったくしょうがないぜ、アミーゴ。俺のミルク宇治金時と交換して上げよう」
「……あの俺、抹茶も練乳もダメなんだよね」
「……またビミョーな好き嫌いをする」
「……くずきり食べてくれね?」
かくしてお腹のつなぎのはずの甘味で腹一杯になりつつ、旅は続くのである。
ここに旅行で行ってきた。
日本地図で言えば、本州で九州にいちばん近い県が山口県である。そのいちばん南が下関。その東側にあるのが長府である!
この長府! 歴史で言うと、そんなに重要ではないのだけれど、いろんな場面でちょこちょこ登場する、名脇役。みたいな場所である。
そもそも九州自体が日本の歴史にほぼ登場しない。四国も同じくである。
そんな二つに挟まれた場所がメインを張るのは厳しいのである。
かの有名な古事記にも出てるし、日本書紀にも登場。
国府も合ったし、日本で五カ所しかなかった古代貨幣を作っていた箇所でもあったのに……超地味なのだ。
九州に日の目が当たる明治維新に、ようやくパトロンの商人がいたり、苦労したお役人さんが居たりした場所なのだが、地味。激しく地味。
よっぽどの歴史マニアでなければテンションは上げられない町なのだ!
そして我々の仲間には歴史マニアは居ない。
むしろガンダムのジオンの歴史の方が詳しいくらいなのだ! ロボットが出ないとダメなのだ!
歴史の授業では「エレキテル」の響きでちょっとテンションが上がるだけなのである。
長府庭園のお庭を見学して、蓮茶を飲んだりもした。
良いお庭ですね以上の感動は出てこない我々である。
そもそもなんでそんな中途半端な場所に旅行に行ったかと言えば。
チェックインの時間が午後三時で急いで行ってもしょうがなかったからである。
福岡を出発し、秋吉台の洞窟を目指す車の行き道にまったく観光名所がなく、ようやく見つけたなんだか観光できそうな場所が”長府”だけだったのだ!!
しかし歴史しらなーいズのメンバーを連れて行っても自分には腹案が合ったのである。
空には太陽! ギンギラギンに輝く灼熱の業火!
そんな中で優雅に喫茶店で涼みながら甘味を食べるのだ!
そうしてお腹を甘味で繋ぎつつ、三時にキャンプ場へチェックイン&BBQと洒落込むつもりだったのである。
甘味はかき氷から、くずきり、寒天などなどがあるのだ! お腹がすいてたら冷麺もある。
そんなお店 画廊喫茶 梵天でおしゃれに過ごせば良いじゃないと思っていたのである。
いやぁ、おしゃれだねぇとまったくおしゃれじゃない台詞をはきながら、お店へ入場。
気の合う仲間達はそれぞれ食べたいものを頼んで行く。
値段も高いが、なかなかの美味しさ。冷たければそれだけで上手いような気がするほどの炎天下だったのである。
しかし、おすすめの葛切りを頼んだメンバーの一人がなんだか消沈しているのである。
一応段取りを立てた身としては気になるのである。
「どうしたんだい? アミーゴ?」
「……いや、くずきりってさ。透明なおまんじゅうみたいなのじゃないの?」
言われて数秒、意味が分からなかった。
「もしや、アミーゴが行っているのは”葛饅頭”のことかね?」
「!? そうか……あのさ、俺、黒蜜ダメなんだわ」
……おいおい、アミーゴである。よもや、くずきりとくずまんじゅうを勘違いするとは。そもそも黒蜜がダメって、また地味な。
そうは思ったが、まあ良しである。
「まったくしょうがないぜ、アミーゴ。俺のミルク宇治金時と交換して上げよう」
「……あの俺、抹茶も練乳もダメなんだよね」
「……またビミョーな好き嫌いをする」
「……くずきり食べてくれね?」
かくしてお腹のつなぎのはずの甘味で腹一杯になりつつ、旅は続くのである。
