もう少ししたら正午に近いためなのか、お客さまがどんどん教室に入れ代わり
立ち代わりに出入りし、てんてこまいのいそがしさになった。
しばらくすると、ミオが帰ってきた。
『わぁ。すごい人。だいじょうぶだった?ヒカリ?』
『うん、ジュンがほとんどしてくれたんだけど。』
『さすがはジュンくんね。ありがとう。さぁ、私もがんばるわよ!』
ミオも加わり、昼の休憩をしにやってきたお客様をさばいていった。
昼も過ぎた1時半ごろにやっと人が少なくなった。
『あぁ、やっととぎれたなぁ。ヒカリ、だいじょうぶか?』
『うん、だいじょうぶ。うれしい疲れかな。』
『じゃあ、みんな交代で休憩しましょ。』
はーい。といいながらクラスのなかまもそれぞれに休憩にいった。
『ところで、ジュンくん、バンドは?』
『うん、3時くらいだから音あわせもするから、ミオ、2時くらいからぬけていい?』
『ありがと。いいわよ。もうお客様も少ないだろうし、私たちもここをしめて観に行かせてもらうわ。
ね、ヒカリ?』
『うん。私も観に行くから、ジュン、がんばってね!』
『おぅ!まかせておけって!』
ジュンは自分の胸をたたいた。
『おー、自信満々でよろしい!』
『自信をもたなきゃできないぜ。最高のステージにするぜ。』
ジュンは満面の笑みをうかべた。
ヒカリもミオも笑顔になっていた。
『でも、もういいわよ、ジュンくん。』
『だいじょうぶかぁ?』
『ちゃんと、私がヒカリに花嫁しゅぎょうさせておくわ。』
『ミオ、よろしく。あの目玉焼きじゃあなぁ・・・。』
『ジュンもミオもなに言ってんの!早くジュンいってきなさい!』
『おー、こわいこわい、ヒカリさんは。』
そう言いながらジュンは教室を出て行った。
『もぅ!ミオったら!』
『ふふ。ごめんごめん。でもジュンくん否定しなかったよね?』
『え?なにが?』
『なにが?って私が花嫁しゅぎょうさせておくって言ったのに、たのむわねって言ったもん。』
『そう・・・だっけ?』
『このー、とぼけてー、ヒカリー、なにかあったわね。教えなさいよ。』
『な、なにもないわよ。』
『でも、顔が赤いわよ?』
『なにもないって!』
『むきになるとこがあやしいなぁー。』
『ミーオー。』