とは知らず、
月曜日の早朝、娘は学校の合宿へ出発した。
その日の郵便物を郵便受けから取り出すと、
”なぜか”娘のIDカードと保険会社のカードがそのまま、入っていた。
娘が出かけて下に降りていった時に、必要ないから郵便受けに入れていった???。。。でも、逆に必要じゃない?合宿とはいえ、電車でいくし、病気や怪我をしたときに保険会社のカードが必要じゃん?。。。???
旦那に言っても、きっと娘が入れていったなんだろ〜って方向で、べつになんでもないんじゃない?的に扱われ。。。
合宿中は携帯電話は先生が預かって、連絡がとれないし、
なにかあったら、まあ連絡があるでしょう。。。
と、娘が帰ってくる金曜日の夕方までそのままにしていた。
娘が金曜日の夕方に帰ってきて、そのことを聞いてみたら、
肩をすぼめて、しらーん、な返事。
どういうこと???と思ったけど、
バタバタとそのまま友達と出かけてしまい、私たちが寝たあとの深夜に帰宅。土曜日はドイツへ出かけて、日曜日にまた、私が郵便受けに入っていた不思議を言っているのに、娘も旦那も肩をすぼめるだけ。
月曜日になって、銀行から娘あてに手紙がきた。もうカードを持っているのに、どうして、カードを作りませんか?の案内するの?変じゃない?
学校から帰ってきた娘は、自分の銀行カードを探し、どこにもなかった。彼女曰く、IDカードと保険会社カードと一緒に入れていたカード入れが見つからない、でも、IDと保険カードはここにある、カード入れはどこ?って、私に聞いてくる。
しらんがなー!!だから私がずっと、IDと保険カードが郵便受けに入ってて、なんか変じゃない?っていってるのに、だれも聞いちゃいないしー!!!
やっと、夫が動き出し、口座の残高を調べて、娘が合宿中に、
”誰か”が、チューリッヒ市街で買い物をしているのが分かった。
銀行に問い合わせ、案内の手紙の理由、もしかして、盗難にあって、使用されていることを伝え、残金を移して口座を凍結、解除して、新しい口座を作った。案内の手紙は、ただの案内だったらしい(普通はしないよね、だって、持ってるんだから、でも、そのおかげで、ことの次第が判明する運びになったから、その銀行のおかしな行動、手違いが、怪我の功名となった??)
使われたのは100フランちょっと、40フラン以下だと、PINを入れずに決済できるから、ちょこちょこと使っていたもよう。
合宿前の週末はチューリッヒはクナーベンシーセンというお祭りで学校は休み、キルビという小さな遊園地ができていた。それに行っていたときにスられたんだろうということだった。
盗んだやつが、カード入れから、IDカードと保険カードを捨て(きっとその辺にほたった)、銀行カードだけを持っていったということだろうと。
なぜ、IDカードと保険カードが郵便受けにあったのかというと、
どこかの親切な人が、その捨てられていたカード達を郵便ポストに投函してくれたのだろうと。
スイスでは、拾ったカードや鍵(住所が書いてあれば)などを投函すると、持ち主のところに配達してくれるというサービスがあるのだそう。
しらんかったわーーー!なんて素敵なサービス!!
郵便物の宛先間違いや、受け取りたくない郵便物(送り先に返す)は、その旨を書いてまた投函すると、郵便局がそのあとをやってくれるとは知っていたが。。。
娘は銀行カードを直接使わず、携帯で決済しているから、
なくしたことに気がつかなった。そして、私の話を聞いちゃいない。
盗難の保険に入っているけど、現金の損失は補償されないんだと。でも、銀行が補償してくれるかも、という保険会社の言葉を信じて、警察に盗難届を出すこことにした。
次回つづく