数年前、ある日、夫が突然、

 

「家を買ってきた」

 

「はぁ?」

(°▽°)

「HAHAHAHAHAHA...」

 

あるスイスの山奥の小さな村に、山小屋(ホリデーハウス)を買ったと言うのだ。

なんの相談もなく、突然である。

 

夫はもともと、古いものが大好きで、私もアンティークは好きだけれど、彼が古くていいと思うものは、私には、ガラクタに近い。ましてや、この家いいね、と夫が思う物件は、

正直、廃墟だ。

そんな彼が、貯金をはたいて買ってきた物件は、想像がつく

…やばい物件に違いないと。

 

もう、笑うしかなかった。

マジで、大笑いした。

 

これに至るまでには、何度か未遂があり、

私を見学に連れて行っては、私がいい顔をしないから、全て話は流れて行った。

で、今回は、大胆にも私への相談なしでの

強行!

 

その間、ホリデーハウス購入を諦めた時には、

突然、クラシックカーを買ってきたことがある。

しかも、2回も。

 

結局、車では満足できずにいたらしく、2、3年して、家探しを密かに始め・・・

 

買った家

 

家(左)と隣の納屋(右)でセット購入

この写真はすでに屋根を修理済みで、

わりと見た目がよくなってる

 

この家と納屋は歴史的建造物に指定されている物件で

外観はこのままを保たなければならない

内部も、貴重な部分は手を加えられない

その後の調査で、この建物は16世期中頃のものだとされた

(使われている木材をくり抜いて調査する)

この村の(村以前の)最初の建物かも?しれない

納屋の方が古くて、最初は納屋だけだった可能性あり

夫は大興奮であった

 

ちなみに、歴史的建造物をリフォームするときは、ある程度は州から補助が出る。屋根修理代くらい。

 

あとは全部こっち持ち、スイスはなんでも高いのよ。

どうすんの?

 

だから、僕が自分でするよ。。。

 

この家のリフォームをすることが彼の趣味になり、

かれこれ数年、いまだにやっており…

今年の夏には絶対に完成させたいと、現在、一人で山籠り。

 

コロナ もあり、フランスやイタリアで過ごす夏休みを諦めていたので、

私と娘は、女子組で、家でのんびりしています。

 

ところで、途中に買ったクラシックカーですが、

家を買ったので、彼は上機嫌で手放しました。

 

この車でドイツ旅行もしたっけか。

 

内部はどんなん?と気になる方のために、

近いうちに、続きを書きましょう。