うちの子ほど目の細い猫は見たことがない-110721_1138~0001.jpg


ちょっと前後して、こっちは昼前。

六本木にある、国立新美術館へ。
乃木坂駅から地下を直結してきてしまったので、外観がきちんと見られなかったのがちょっと残念。

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展をやっていました。
印象派とポスト印象派のコレクション。
結構好きな、印象派。
有名な画家の作品ばかりでした。
マネとか、モネとか、ゴッホ、セザンヌ、ルノワール、etc.

ルノアールの絵って前からなんとなく「漫画っぽいなぁ」と思っていたのですが、今回の展示で線画があって、それを見たら余計に漫画のテイストを感じました。
漫画を下に見て芸術感がないというのではなく、う~ん、なんだろう、空気感としか言えないのだけれど、雰囲気とかが日本の漫画的だなって。

ゴーギャンはカラフルな南国絵のイメージしかなかったんですが、木版画が良かった。
画題は同じ南国で、白と黒だけで同じくらいのカラフルな世界観があって、生き生きしてた。

モネは睡蓮が好きですが、今回の展示で一番惹かれたのは「日傘の女性、モネ夫人と息子」でした。
近くで見たときには気にも留めなかったのが、離れて見たときに影の存在感が浮き上がってくるようですごかった。感動的。
睡蓮も影の芸術だよね、そういえば。

初めて知った画家、ベルト・モリゾ。
女性だそう。
「ロリアンの港」は遠景の港と、右手前の堤防に腰掛けている白いドレスの女性。構図になにか惹かれました。
空気感もクリアで。

ゴッホは「ひまわり」に代表される黄色のイメージでしたが、「自画像」で、そうだブルーだって。
同色系統で違和感のない画面を構成できる才能ってすごいな~。
ゴッホは「薔薇」が好き。
近くで観ると筆の勢いがそのまま乗った絵の具の集合体で背景も併せて平坦っぽいのに、離れて観ると、白薔薇だけが浮き上がって生を誇っているかのよう。
人間の脳は画像の欠けた部分を勝手に補ってしまうらしいけれど、その能力あってこその印象派なのかなと思いました。


それなりの人出はありましたが、それぞれの絵で独り占めできる瞬間があるくらいだったので、好きな絵の前で3~5メートルくらい離れたところに立ち、その瞬間が来るのをじっと待つのも楽しかった。
視界が開けて、絵の全体がみえた時の気持ち良さはなかなか味わえない感覚でした。
平日だからだね、きっと。