一口に「冷えている」といっても、その理由や原因はさまざま。チェックリストで自分の冷えのタイプを知って、対処しよう。
【5秒で分かる「冷え診断」】
「自覚がないけれど、冷えている人は多い」
次の3つのチェック法で、体が冷えているかどうかが即診断できる。
■CHECK1 朝、布団の中でおなかに手を置く
起きぬけの布団に寝たままの状態で、脇の下に片方の手のひらを挟み込む。
脇の下から外したその手を、おなかの上にじかに置いてみて。
→ 脇の下より、おなかのほうが冷たいと感じたら「冷えている」
「起き抜けの布団の中に入った状態では、脇とおなかの温度は本来同じであるべき。脇と比べて、おなかを触ったときに冷たいと感じたら、それは内臓も冷えている証拠です」
■CHECK2 耳を折り曲げて、ふさぐ
場所や時間帯を問わず、自分で耳を折り曲げてみて。
→ 痛いと感じたら「冷えている」
「冷えていない人は、さほどの痛みは感じないもの。飛び上がるくらい異常な痛みを感じる人は、毛細血管まで血が通っていない状態。つまり冷えている可能性大」
■CHECK3 朝の寝相を確認する
朝起きたときに、昨晩寝ついたときと、同じ場所に同じ姿勢で寝ているかどうかを確認してみよう。
→ 同じ場所、同じ姿勢で朝寝ていたら「冷えている可能性大」
「寝相が良いのは体が冷えている証拠。人間は寝ながらいろいろな姿勢を取り、体のこりや疲れを取ろうとします。
体温によって布団が温められるので、その暑さから逃れるために、寝る位置を変えながら眠ります。
しかし、体が冷えていると布団が温まりにくく、姿勢を変えたくて寝返りを打っても、移動した場所の布団が冷たいため、また元の位置に戻ってしまうのです」