ガス代がかからず、電気のみを使うため、安全性の高いオール電化。

導入を迷っている方も多いのではないでしょうか?

ガス代と比較して、電気代の方が本当に安く抑えれるのかも気になります。

オール電化のメリットをうまく生かし、デメリットは避けたいところ。

今回は、オール電化を最大限活用する方法(メリット)を紹介します。

※ガスは都市ガスと、LPガスの場合

 

  • キッチン
  • 給湯
  • 暖房
  • 安くお湯が使える
  • 安く暖房を使える
  • 炎が発生しないため、ガスよりも火災に対する安全性が高いとされている
  • 室内に二酸化炭素を増加させるガスに対してIHクッキングヒーターは空気を汚さない
  • 磁力線によって鍋自体を発熱させる(電磁誘導加熱)ため、キッチンまわりが熱くならない

  • ガスコンロよりも汚れにくく、フラットなため手入れが楽

   という利点があります

 

 

ガスではなく、電気を使って調理をするIHクッキングヒーターが使われています
ガスでお湯を沸かすのではなく、安い深夜電力を使って夜の間にお湯を沸かし、日中に使えるように沸かしたお湯を溜めておく、
エコキュート」や「電気温水器」という温水器が使われています。
ガス・灯油の暖房(ストーブなど)ではなく、「床暖房」や、安い深夜電力で夜の間に蓄熱して(熱をためて)おき、
その熱を日中に利用する「蓄熱ヒーター」という暖房機が使われています。
 

1)お湯や暖房を安く使える

 

オール電化の最大のメリットは、光熱費の中でも大部分を占める「お湯」と「暖房」にかかるコストを安く抑えることができるという点です。
オール電化向けの電気料金プランは、夜間時間帯の電気の単価がとても割安に設定されているので、その安い夜間電力を利用して日中に使う分のお湯を沸かしておいたり、暖房の蓄熱をします。

電気の単価がガスよりも安くなる夜間にお湯を沸かすエコキュートや電気温水器を使うことで、お湯を安く作ることができます。
エコキュートや電気温水器は、夜間に沸かしたお湯をタンクにためておき、そのお湯を日中に使うことができます。
電気の単価が安くなる夜間に蓄熱をする蓄熱暖房機を使うことで、暖房費を安く抑えることができます。
蓄熱暖房機は、蓄熱レンガという蓄熱体に夜間のうちに熱を溜めておき、日中にその熱を放熱することで暖めています。
蓄熱暖房機から発せられる熱は輻射熱(自然放流)のため、室内全体をムラなく暖めることができます。
 

 

2)基本使用料を一本化できる

ガス併用住宅の場合は、ガス・電気それぞれに基本使用料がかかりますが、オール電化の場合は電気の基本使用料のみとなるので、基本使用料を一本化できるぶん節約ができます。

  • 電気・ガス併用住宅の場合
都市ガスと電気の併用の場合、基本使用料は合計で約1,868円40銭 
LPガスと電気の併用の場合、基本使用料は合計で約2,533円40銭
  • オール電化住宅基本使用料は約1,296円

実際に基本使用料を比較した場合、ガスの基本使用料がかからないオール電化は

基本使用料分を安く抑えることができることがわかります。

 

3)住宅内に熱源を持たず安全

オール電化はガスのように住宅内に熱源を引き込みまないため、ガス漏れや不完全燃焼での一酸化炭素中毒の心配がないという安全面があります。

また、オール電化のキッチンはIHクッキングヒーターを使いますが、IHクッキングヒーターはガスコンロと比べて、

  4)震災時にタンク内の水を利用できる

       震災時などに、エコキュートや電気温水器のタンク内の水を一時的な生活用水として使用することができます

      (飲用水としては利用できません)。また、震災時は電気・ガス・水道の中でも電気の復旧が一番早いとされています。