ご訪問いただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

私はよく親からは「感謝の気持ちを持ちなさい」

「感謝しなさい」と言われて育ちました。

 

 

 

 

 

 

 

 

対象は親に対して、がほとんどで、

育ててもらったこと、

今までよくしてもらったことに

感謝するのが当然というのが

親の言う理屈でした。

 

 

 

 

 

もちろん、そこに対して

ありがたいと思う気持ちが

まったくないわけではありません。

 

 

 

 

 

だけど、「感謝」って「しなさい」って言われてするものですか?

 

 

 

 

 

「ありがたい」とは「有り難い」。

それがあるなんて、ないかもしれなかった中で

ある状態にしてもらえた。

それがとても嬉しい、とか気持ちが良い。

という気持ちだと思うんです。

 

 

 

 

だから、「感謝」をするということは、

相手がどれだけのことをしてくれたのかを

考えることが必要ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

それなしで「ありがとう」といったところで、

形式だけの挨拶になって、

ホントに感謝の気持ちを持ったことにはならないと思います。

 

 

 

 

 

 

また、「感謝」とは「謝りたいと感じる」と書きます。

 

 

 

 

何を謝りたいのでしょう?

 

 

 

 

私はやってもらった労力や時間、

それを他のものに充てることもできたのに、

自分に使わせてしまって「ごめんなさい」と感じる、と考えています。

 

 

 

 

 

 

 

だから、「感謝」の気持ちをもつためには、

相手の労力や時間に対して

想像をしなければいけない、ということです。

 

 

 

 

 

幼いころには、そのことがよくわからず、

ただやってもらった返信・返事のように

「ありがとう」を伝えるものだと思っていました。

 

 

 

 

 

今では笑い話ですが、

お世話になった方に対して

親に「お礼を言いなさい」と言われて

私は「お礼」と答えたことがあります。

 

 

 

 

 

 

「お礼」とは何なのか、

幼い私は教わっていなかったのです。

だから、何を伝えればよいのかすらわかっていませんでした。

 

 

 

 

当然、そんな状態の私に「ありがとうと言いなさい」

といったところで、

ただ気持ちのこもっていない

形だけの「ありがとう」だと

伝わる人には伝わってしまいますよね。

 

 

 

 

初めはそれでもいいのかもしれません。

形式だけでも「ありがとう」を伝えることは、

社会に適応していくのに

必要なテクニックの一つだと私も思います。

 

 

 

 

 

でも、それはどこかで

心がこもっていないことがわかってしまいます。

本当の意味で

「感謝の気持ち」を持つことができない人間になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

だから子どもに伝えていかなければならないな、

と思っていることは、

「感謝の言葉を伝えること」ではなくて、

「相手が自分に対してやってくれたこと」

はどう受け取るのか、ということだと思っています。

 

 

 

 

 

他の時間に充てることもできたかもしれない、

もしかしたら他にその人はやりたいことがあったかもしれない、

その時間や労力を充てたことによって、

自分じゃない誰かがその助けをもらえなかったかもしれない。

 

 

 

 

 

そこまでの想像ができるように、

子どもたちには「やってもらえたこと」の中身を

少しずつ問うていきたいと私は思います。

 

 

 

 

あ、私は親として自分に対して感謝をして欲しい、

とは1ミリも思っていません。

でも、「感謝の気持ち」を持つとはどういうことなのか?

それがわかる人間にはなって欲しいと思っています。

 

 

 

 

 

世の中には口で伝えれば

その場を繕うことができる場面もたくさんあります。

だけど、それでは人間的な豊かさは身につきません。

 

 

 

 

 

薄っぺらい人間だと伝わる人には伝わってしまいます。

 

 

 

 

 

子どもたちが豊かな人間性を持つために、

人がやってくれたことに対する感謝の気持ちは

自分なりの意見を持ってちゃんと受け止められることが

他人の理解にも繋がると思います。

 

 

 

頼りにされる人間というのも、

そういった人を指すのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

だから、私は子どもたちに

本当の意味で「感謝の気持ち」を持てるように、

人がしてくれたことの意味を問える

そういう人間でありたいと思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

本日もここまで読んでいただき

ありがとうございました。

 

 

 

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