ご訪問いただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

やっぱり何度考え直しても、

これって普通に使われているけれど、

どうもちょっと違和感ない?

って思う日本語にまた出会いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今までの「ここヘン」はこちらです。

よかったらセットでご覧ください。

 

 

 

本日は

・馬乗り

・海老反り

・立ち見席

・おとつい

・よっか

 

以上5つのワードを取り挙げていきます。

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

【馬乗り】

 

 

このような姿勢を馬乗りと言います。

確かに乗っている人は、

大きく股を拡げているので、

馬に乗る姿勢とよく似ています。

 

 

 

 

しかし、実際に馬に乗るということは

こういうことです。

 

 

 

 

馬の背に乗っかるのが「馬乗り」の本来の姿です。

これと同じように人に「馬乗り」しようと思うと、

下の人は背を向けているものでしょう。

 

 

 

 

 

相手に正対して上に乗っかることを

馬に対してしようとすると、

馬はかなり無理矢理身体を曲げなければいけません。

 

 

 

 

このように両足で相手を挟んで乗っかるのであれば、

別に馬でなくても良かったのでは・・・

と思ってしまう「馬乗り」という言葉、

どうも違和感を感じてしまいます。

 

 

 

 

 

ちなみにこの形を「マウントポジション」、

よく略して「マウント」と呼びます。

 

 

 

 

この「mount」という単語は

「(自転車や馬に)乗る」という意味だけでなく、

「のしかかる」という意味も含まれているので、

格闘技界ではこのマウントがよく使われていますね。

 

 

 

 

だから私も「マウント」は使いますが、

「馬乗り」という言葉は

同じくらい気軽に使える言葉ではなくなってます。

 

 

 

「馬乗り 由来」で調べてみましたが、

私の知りたい情報は見当たりませんでした。

なぜ「馬乗り」なのか?

ご存知の方、ぜひご教授お願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

【海老ぞり】

 

 

 

「海老ぞり」と聞くと、

この形を思い浮かべますよね。

 

 

 

 

私がこのイラストを検索した時も、

「いらすとや 海老ぞり」で出してきました。

 

 

 

 

ところがこのイラスト、

「海老ぞり」という名前ではありませんでした。

なんとつけてあったと思いますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・「ヨガの弓のポーズ」だそうです。

それならなんか私も納得いく気がします。

 

 

 

 

 

ここで感じるヘンだな、と思うポイントは

もうここまで読んでくださった方はわかると思います。

海老はこのような生き物です。

 

 

 

 

 

 

 

 

うん、反ってます。

反ってるんだけど・・・

 

 

 

 

 

向きが逆じゃないですか?

海老はお腹が丸くなってて、

先ほどの弓のポーズはお腹を張ってるわけですから、

あれは「海老」とは呼べないのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

そう思って調べていると、

これは私たちが普段よく使う「海老」ではなく、

「伊勢海老」のことだと言っている人がいました。

 

 

 

 

お正月にしめ飾りや鏡餅などに飾られる

「飾り海老」が背中をぐいーと曲げる「海老ぞり」になるんだそうです。

 

 

 

 

 

 

エビは古来より

 

曲がった腰や長いヒゲが老人を連想させるところから

「長寿」を表し、

 

目が飛び出しているので

「めでたい」

 

成長するごとに脱皮を繰り返すところから

「新たに生まれ変わる」

 

 

というめちゃくちゃ縁起が良い生き物なんですね。

 

 

 

 

その中でも特に身体の大きい伊勢海老は

触覚も殻も豪華で、「威勢がいい」と語呂合わせから

武士階級に大変好まれる存在でした。

 

 

 

 

 

そのため、江戸時代から今日に至るまで

正月飾りとして伊勢海老は用いられてきたわけです。

 

 

 

その際には

より豪華に、威勢がいいように見えるように

背中をぐいーっと広げて

伊勢海老を固定するようにされたそうです。

 

 

 

 

そんなわけで、

「海老ぞり」は「伊勢海老ぞり」でした。

縮めて「海老ぞり」でもまぁオーケーでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

【立ち見席】

 

 

 

 

これも変な言葉です。

このイラストはきちんと「座席」があります。

 

 

 

 

しかし、立ち見席に「席」はありません。

もちろん「座席」と「席」は

厳密には違うのではないかというご意見もあるかと思います。

 

 

 

 

そこで「席」という字を調べてみると、

①せき。座る場所。会場。

②むしろ。敷物。また、むしろを敷く。

③地位や順序。

④よせ。演芸場。

 

 

 

 

とあります。

②~④は「立ち見席」の「席」とは違ってそうですね。

 

 

 

そうなると、「立ち見できる会場」

というのが一番妥当な感じがしますが、

いまいちしっくりこないですね。

 

 

 

個人的に「立ち見席」というのは、

「席」はないけど、「席」として使うならどうぞ、

といった感じの投げやりな印象を受ける言葉です。

 

 

 

 

「立ち見スペース」くらいなら、

納得もいくのですけれど。

 

 

 

 

 

 

【おとつい】

 

 

 

「おととい」というのが正式でなまったもの?

っていう認識でした。

だから、混同しないように

「おととい」は使うけど、「おとつい」は使わないように

気をつけてきました。

 

 

 

 

ところが由来を調べてみると、

「をとつひ(遠つ日)」が語源だそうで、

ここから言うと「おとつい」のほうが

由緒正しい言葉のようです。

 

 

 

 

「をとつひ」が平安時代に「おととい」となったそうで、

江戸時代初期には兄弟を意味する「おととい」が登場したため、

同音衝突を避けるために再び「おとつい」となったそうです。

 

 

 

 

近畿、中国、四国、東海、東九州で「おとつい」、

北陸、関東、奥羽の太平洋側、西九州は「おととい」で、

奥羽の日本海側から北信濃にかけては「おとといな」

などと方言のように主に使われる地域がわかれています。

 

 

 

 

だから「ぼたもち」と「おはぎ」

くらいの違いだと思って、

そんなに厳密に違いを感じなくて良さそうです。

 

 

 

 

 

【よっか】

 

 

 

 

 

言葉がヘンだよ、というか

読み方がヘンだよ、というパターンです。

 

 

 

 

私たちは「一日」を「ついたち」と読みます。

同じように

「ふつか」「みっか」「よっか」「いつか」・・・

と読んでいきます。

 

 

 

 

 

さて、「十一日」はどう読みますか?

「じゅうついたち」と読みますか?

「じゅうふつか」は?

「じゅうみっか」は?

 

 

 

 

ところが、「じゅうよっか」は読みます。

「じゅういつか」「じゅうむいか」と読みません。

読まないはずなんだけれど「にじゅうよっか」と読みます。

 

 

 

 

 

語呂が良いからこうなった、

と考えられますが、

「よっか」だけは「じゅう」がついても消えない不思議です。

 

 

 

 

 

 

 

 

本日もここまで読んでいただき

ありがとうございました。

 

 

 

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