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Mr.Childrenの最新アルバムである「miss you」が

10月4日に発売されました。

前回のアルバム「SOUNDTRACKS」からは

約2年10か月ぶりのアルバムとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

01. I MISS YOU
02. Fifty’s map ~おとなの地図
03. 青いリンゴ
04. Are you sleeping well without me?
05. LOST
06. アート=神の見えざる手
07. 雨の日のパレード
08. Party is over
09. We have no time
10. ケモノミチ
11. 黄昏と積み木
12. deja-vu
13. おはよう

 

の全13曲です。

 

 

 

 

 

 

私は音楽にどっぷり浸かるきっかけになったのが、

Mr.Childrenの楽曲だったので、

やはり特別な想いがあるわけですが、

はっきり言って、今回のアルバムは

今までの作品とは一線を画しています。

 

 

 

 

正直世間一般的にイメージされるような

ミスチル的なものを求めている人にとっては、

少々とっつきにくいかもしれないということです。

 

 

 

 

 

それはどういうことなのか?

各楽曲について分析した上で、

総評を述べてみたいと思いますので、

この作品を聴こうか迷っているという方は、

どうかお付き合いくだされば幸いです。

 

 

 

01. I MISS YOU

 

 

 

アコースティックギターのアルペジオから始まるこの楽曲は、

1曲目、というよりはどこか終末を感じさせます。

 

 

「I miss you」というフレーズの歌を

誰に対して歌っているのか?と問いかけるのは、

このアルバムのタイトルとなっている通り、

のちの全楽曲にかかっているテーマなのかもしれません。

 

 

 


02. Fifty’s map ~おとなの地図

 

 

 

最もバンドサウンドが前に出ている楽曲です。

そしてタイトルからわかる通り、

尾崎豊さんの「十七歳の地図」のオマージュです。

 

 

 

歌詞の中に「卒業」や「十五の夜」を

思わせるフレーズが散りばめられているものの、

サウンド的にはやはりいつものMr.Childrenらしさが感じられます。

 

 

 

 

 


03. 青いリンゴ

 

 

 

アコースティックギターのストロークが印象的です。

リードギターもアコースティックギターのように細い音で、

全体的に必要最低限の音数で演奏している感じを受けます。

 

 

 

「kind of love」に入っていた楽曲を

今のMr.Childrenがアレンジし直すとしたら・・・

きっとこんな曲になるのかな、と思った一曲です。

 

 

 


04. Are you sleeping well without me?

 

 

 

終始流れる鍵盤の音が眠気を誘うような、

子守歌を想起させる伴奏です。

 

 

下手をすれば、起伏のない退屈な曲になりがちですが、

桜井さんがしっかりサビに起伏をつけて歌い上げているおかげで、

眠たい退屈な曲と言わせない仕上がりになっています。

 

 

 

 


05. LOST

 

 

 

 

再びアコースティックギターのストロークがよく鳴っています。

「BLUE」を想起させるようなブルージーなアレンジですが、

歌われている内容は、成熟さを増しています。

 

 

 

 

努力した結果、うまくいかなかった過去、

諦めてきた何かに対して歌われた歌詞だと分析しています。

 

 

 

 


06. アート=神の見えざる手

 

 

 

長年のファンでもちょっとギョッとする楽曲でしょう。

サウンドはもちろん、ひたすら話をするような歌い方は、

アルバム「Q」の時も取り入れられてきましたが、

これほど不満をぶちまけるような内容ではありませんでした。

 

 

 

そう、「everybodygoes」と「loveはじめました」を合体させて、

ジャズの伴奏に乗せてみた、

というような感じですね。

 

 

 

 

アルバム全体の中でも特に異彩を放つ楽曲です。

 

 

 


07. 雨の日のパレード

 

 

 

昭和の歌謡曲のようなアレンジですが、

往年のファンもきっと好きになれる一曲でしょう。

 

 

 

 

ただ、とてもきれいなメロディに、

がっつり「オッサンの青春」とか「飛び蹴り」と歌うあたり、

あえてきれいなものに尖ったものをぶつける

桜井さん特有の言葉選びがおもしろいです。

 

 

 

 


08. Party is over

 

 

 

アコースティックギターの弾き語りの曲です。

コードを入れ替える左手のキュッという音が心地よいです。

 

 

タイトル的にも、歌われている内容的にも

アルバムの最後に持っていかれても不思議でないのに、

真ん中あたりに据えられているあたり、

ここからまた仕切り直しという感じも受けます。

 

 

 


09. We have no time

 

 

 

メロディは「We Can Work It Out」に似てると思いました。

歌い方は「時間がない」と焦っている感情よりも、

まだ「こっからやれるだろ」という

背中を押してもらえるような感じがします。

 

 

 

「未来」という楽曲で、もっと先を見ていた若者が、

年を重ねて「もう一度やり直せるだろうか」

という気持ちになっているのが本楽曲なのではないか、

と勝手に思っています。

 

 

 


10. ケモノミチ

 

 

 

YouTubeで先行配信されていた楽曲です。

これもアコースティックギターの音が印象的です。

 

 

 

正直Mr.Childrenとしてのバンドのこれからを期待していた私は、

初め聴いた時に物足りなさを感じました。

しかし、聴き込むうちにこの楽曲の持つ

独特のスリリングさと主人公のたくましさみたいなものに

次第に心を持っていかれるようになりました。

 

 

 

この曲をかっこよく歌えるようになりたい、

と思うくらい今では好きな一曲です。

 

 

 

 


11. 黄昏と積み木

 

 

 

 

今までのMr.Childrenさを求めている方は、

この楽曲でちょっと安心するかもしれませんね。

ちゃんとドラムが鳴っています。

 

 

 

「mirror」や「やわらかい風」に近い感じが好きな方は

きっとこの楽曲は好きになると思います。

 

 

 

 


12. deja-vu

 

 

「僕なんかを見つけてくれてありがとう」

なんて自虐的な歌詞が歌われているのですが、

楽曲自体はとても前向きな気持ちが表現されています。

 

 

 

ちなみにデジャヴというタイトルですが、

歌われている内容は自分の内面の陰と陽がテーマのようです。

タイトルとテーマがどのように繋がっているのか?

現時点ではぼやっとしていますが、

聴き込むうちにわかってくるのかもしれません。

 

 

 

 


13. おはよう

 

 

 

ピアノのイントロ、かと思えば

やっぱりアコースティックギターのアルペジオ。

 

 

 

 

まるでアルバム全体が催眠効果を持っていて、

終わり掛けに「おはよう」と声をかけるような、

不思議なトリップ感を演出しています。

 

 

 

 

日常に帰っていくリスナーに対して、

「そう、その日常が手放しちゃいけない幸せだよ」

と語りかけるような歌詞は、

このアルバムに対して持った様々な驚きを

一気にさらっていってくれます。

 

 

 

 

 

 

<総評>

 

 

 

前作までに見られていた、商業的なエッセンスが

極限まで削り取られたような、

素顔のMr.Childrenの姿は

実はこんな姿だったんだ、

と驚かされたアルバムです。

 

 

 

 

いや、もしかしたら桜井さんのソロアルバムなのか?

と疑ってしまったのは私だけではないはずです。

 

 

 

 

以前のツアーでは、

「半世紀へのエントランス」とツアータイトルを銘打ったとおり、

新しいMr.Childrenへの挑戦の意味を込めた

実験的な要素も詰められたアルバムではないでしょうか。

 

 

 

 

こんなにアコースティックギターが鳴っているアルバムは新鮮で、

エフェクトで様々に音色を変えられるエレキギターが少ない中、

それぞれの楽曲はとてもキャラが濃いです。

 

 

 

 

中でも「青いリンゴ」「雨の日のパレード」「ケモノミチ」は

珠玉の輝きを放っていると私は思います。

 

 

 

 

 

今までのアルバムとは一線を画す内容ですが、

往年のファンもきっと

これからのMr.Childrenを期待させる楽曲ぞろいだったでしょうし、

Mr.Childrenはマンネリになってた、

という方にはぜひおすすめしたいアルバムです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日もここまで読んでいただき

ありがとうございました。

 

 

 

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