最近バスコレシリーズの夕鉄バスを買って眺めていたら実物を見たくなり、札幌から夕張まで乗りバスすることにした。

今まで乗り鉄旅は数え切れないほどしてきたものの、バスに乗ることを目的とした旅は、実は今回が初めて。
札幌市内から夕張への路線は急行線と新さっぽろ線の2種類がある (2019年12月時点)。

どちらも札幌側の起点は新さっぽろ駅バスターミナルの同じ乗り場だが、急行線の終点は南清水沢なのに対し、新さっぽろ線はその先の新夕張駅まで行ける。

急行バスだと新さっぽろ⇄南清水沢が1時間半ほど、ローカルバスだと新さっぽろ⇄新夕張駅は2時間半かかる。

南清水沢と新夕張はそんなに離れているわけではないので、急行線は約1時間分だけ速達性に優れていることになる。これは大きい。

今回の計画は、まず急行線で夕鉄本社ターミナルまで行き、それから夕張市内線に乗り換えてマウントレースイの温泉に入り、帰りはローカルバスで帰ってくるというもの。

とりあえず新さっぽろ駅まで、札幌駅バスターミナルからJR北海道バス1系統に乗る。

快速エアポートなら札幌⇄新さっぽろ間10分程度だが、今回は乗りバス旅なのでスタート地点への手段もバスを選択。

40分近く掛けて、8:30過ぎに新さっぽろ駅ターミナルに到着。急行線の発車時刻が9:00なので駅構内のローソンで朝食と飲み物を買う。

3分前に夕鉄バス入線。
あれ、急行線って観光バスタイプじゃないのか。

9:20にもう一本急行バスがあることは事前にホームページの時刻表を見て知っていたので、コレは見送ることにした。が、、、














あれ、9:20になってもバス来ないぞ。
もう一度よく時刻表を確認すると、9:20は休日運休との文字が。

なんと。やらかした。

平日は9:20発で休日は9:00なのね。

時刻表で確認したときは、増発するほど週末に札幌から夕張帰る人いるんだ、へぇ、と感心していたが、そうではなかったのか、、、

次の夕張行きは新さっぽろ線の10:50まで1時間半空くので、駅ビル内のPRONTOでコーヒーを飲んで時間をつぶした。

トイレなし2時間半の長距離路線バス旅の前にコーヒー飲んで大丈夫かという心配はあったけれども。

気を取り直して再度乗り場へ向かう。

やってきたのは奇しくもナンバーまでバスコレと同じ車両だった。
※写真は新夕張駅にて。

座席は枕カバーが付いていて高級感があるタイプのもの。
札幌・江別市内までは乗降ともに多く賑わっていた。

あと、江別→南幌の需要もそこそこあるのだと実感。

夕鉄本社ターミナルから新夕張までは旧JR夕張支線の代替バスということになる。

廃線跡は雪に埋れて線路は見えなかったが、駅舎はそのまま残っていた。

終点に到着したところ。

新夕張からスーパーおおぞらで札幌に帰るのもアリだが、せっかくなのでまたバスを使うことにした。

トンボ帰りで夕鉄本社ターミナルに戻ると、ダイヤ上は急行バスに5分で接続することになっている。

駅前には食事が出来そうな店もあったが、折り返し時間が20分くらいなので、近くのセイコーマートまで歩いて昼食を買いに行った。
来た道を折り返し、夕鉄本社まで。

本社ターミナルもなかなか味があるのでじっくり見学したかったのだが、バタバタして全然写真を撮れなかった。


今度は観光バスタイプが来た。
ローカルバスの方も特に不満は感じなかったが、乗り比べるとやはりこちらの方が座り心地が断然良い。
このまま新さっぽろまで帰ってもよいが、マウントレースイに立ち寄るために持ってきたお風呂セットを活用すべく、途中、上野幌駅通りで下車し、天然温泉森の湯に立ち寄った。

天然温泉森の湯は露天風呂に浸かりながら千歳線が行き交う様子を眺められるのでかなり楽しめた。

温泉でゆっくりしたら早く帰りたくなってきたので、上野幌から札幌まではJRを使うことに。




今回バス旅をしてみて、やはり鉄道よりも疲れるが長距離路線バスというのもなかなか面白いと感じた。

夕鉄バスはまだ乗りたい路線があるので近いうちにリピートするかも。

北海道は乗りごたえのある路線バスがたくさんあるので、徐々に攻めていこうと思う。


ではでは。