まだまだ暑い日が続きますね…
今日は、ブログの背景写真のお話。

実はこの写真、帯を撮ったものなんです。
アンティークの名古屋帯で、白地に鳳凰が織られています。
とても華やかで見事な一品なのですが、よ~く見ると汚れや痛みがあるんです…
地色が濃い色ならば多少の汚れは目立たないんでしょうけど、薄い色の場合はそうはいきません。
下の写真はお太鼓部分のアップ。画像が小さいのでわかりにくいかもしれませんが地の部分に汚れがあり、端は布地が擦れています。
先日、母の実家からもらってきた帯も、同じように汚れや痛みがありました。
山吹色に松竹梅や菊、御所車などおめでたい柄が織られているのですが、汚れやカビらしきシミもあり、おまけに糸がだいぶ弱っていて、前帯の柄部分にいたっては糸が擦れてなくなってしまってます…
店主にその帯を見てもらったところ、古いものだから痛みがあるのは当たり前。それよりもおばあさまが大事にされていたものを孫が引き継ぐのが、アンティークの良さ、とのこと。
生地が裂けてるとか、すごく大きなシミがあるとかならば別ですが、着るのに支障がないならば、アンティークだからと割り切る。
というよりも、祖母が大切にしてきたものをしっかりと受け止めて、今に活かす。そういう気持ちで着ればいいかと。
また、どうしてもそのままでは着用できないのであれば、他の形に生まれ変わらしてあげる、というのもいいと思います。
箪笥の眠っている着物や帯、「着ないから」「着られないから」と言って処分してしまうのは、ちょっと待ってください。
手にとってよく見れば、きっとそのものにあった活かし方が見つかるはずです。
「仙壺堂」は東京・銀座のショッピングセンター「銀座FIVE」2階にある、アンティーク着物を中心に扱う骨董屋です。
