(元気な頃のラッキー)









今日は重すぎるテーマ

書くの何度も迷ったけれど

自分の中で書く事が一つのケジメのような気がする


(ペットに興味ない人はスルーしてね、長いです)






15年前に私達の所に来てくれた

マルチプーの子犬。

女の子だけど 娘が男の子みたいなラッキーという名前をつけた





私はペットを飼うのは反対だったのよ。

でも 娘が4歳の頃から、毎日のように

犬を飼いたいと言い出して。。。








未だあなたが小さくてお世話出来ないから もっと大きくならないと飼えないよ。

と言い続けて3年間。






あまりのしつこさに根負けした感じで

娘が7歳になった時に 犬を飼う事にしたの。











モコモコ小さくて 可愛くて

本当にぬいぐるみみたいだったよ😍





ところが

悪質なブリーダーだったみたいで

買った次の日獣医さんの所に連れて行ったら

栄養失調で、元気に育つかどうか分からないと言われた。






でも餌にも 凄くこだわって

お陰様で 2年前まで 大きな病気もしないで

元気に生きてくれた。





とても性格が良くて、頭も良くて 可愛くて

家族にとっても愛されて

私達も計り知れない程の愛を

ラッキーからもらった❤️





  娘とは兄弟のように育った








2年前、脂肪の塊が幾つか出来てその一つが

化膿して手術をした。

そんな大した手術ではなかったし

手術は成功したのだけど

その後 突然体調が悪くなった。





血液検査、レントゲン、ウルトラサウンド

次々に処方されるお薬を与えても

どんどん弱っていく。

私の直感で そのお薬を全部やめた。







知り合いの方で ご自分のネコちゃんの色んな病気をサプリで治した方がいらして その方のアドバイスで人間用のサプリを与えるようになったらかなり体調が戻った。











しばらく 調子良かったんだけど、

ある日 突然動けなくなってしまった。





その頃 時々びっこをひいていたので

ラッキーも歳をとって関節が痛くなったのかもしれないね。と家族で話していたとこだった。




私はラッキーが足の骨を追ってしまったと思った。





丁度ウィークエンドで、かかりつけの病院はお休。

ペットの救急病院へ連れて行ったら

なんと、腎臓が悪くなっているとの事。







腎臓病は治らない、いかに進行を抑えるかになる。

と獣医さんに言われた時はショックだった。






それ以降は処方箋が必要な特別のドッグフードに

変えて食べ物にはとても注意した。





元々人間の食べ物は 果物以外ほとんど食べさせていなかったし、

ドッグフードも 選びに選んで、値段は高いけど

入っているものが、眼で見て分かるものを12年以上ずっと食べさせていた。






腎臓病用のドッグフードを食べるようになって

しばらくは わりと元気に過ごしていた。

ただ 食べる量はかなり減って 体重もおちた。





3月に入って腎臓病用のドッグフードを

全く食べなくなった。

腎臓の数値がかなり上がっていた。

皮膚の下から水分を入れる点滴のようなのを3日に一度する事になった。




塩分が強くないもので ラッキーが食べる物を探す日が続いた。


ドッグフードを チキン、ビーフ、ラム と色々変えてみたり。。。

大好きなジャガイモやブロッコリー。 1週間程で食べなくなって今度はカボチャ。卵の白身。

そして そういうものも食べなくなってしまった。





 Drに、もう食べる物は何でも良いから食べさせるようにと言われて、かなり状態が悪いのだと 認識せざるを得なかった。



長い間食べさせていなかった卵、お魚も、お肉も

食べたのは、ほんの短い期間だった。





この頃になると 耳も殆ど聞こえなくなって

目も見えていなかった。

ソファーの門にぶつかったり ちょっと段差のある所から落ちたりした。





4月後半になって 何も食べなくなった。

食欲増進剤は3日も効かなかった。




ラッキーは殆ど眠っていた トイレに行きたい時だけ起き上がった。

殆ど歩けなくなっていたので 抱いて外に連れて行っていた。

抱くと 背骨がゴツゴツとあたって胸が痛んだ。




ラッキーの目を 指で開けると、ヨーグルトのようなメヤニで 完全に覆われていて夫が一日に何度も

何度も ガーゼで拭いて取っていた。

でも 取った一瞬だけ目が開いて そのあと直ぐに

メヤニで覆われてしまった。




名前を呼んでも 分からない、目を一瞬開いても

何処か遠くを見ているような感じ。

身体はかろうじてここにいるけど、

ラッキーがもう何処にいないような気がした。




何も食べなくなって2週間ぐらい経った時

突然 真っ黒な泥水のようなウンチを何回かした。

その時、私はもうその時が近いと思った。





かかりつけの獣医さんは 日本語も話せる日系の女医さんで とても親身になって いつも相談にのってくれていた。

私達家族はとても信頼していた。



彼女が安楽死を勧めてくれた。



今、それ程苦しんでいないうちに逝かせてあげる方がいいんじゃなか、発作が起きたらとても苦しむ事になる。というのが理由だった。






私達は それは出来ないと伝えた。



息をしていて 未だ心臓が動いてて そこにいてくれるだけでいいと思った。

一日でも長くここにいて欲しかった。




この時、ラッキーは水も飲まなくなっていた。

シリンジで水を飲ませていたけど

水も飲み込めなくなって 口に入れた水が全部外に流れた。




ある朝、水を入れようとしたらラッキーが口を

開けなかった。

そんな力が残っていないはずなのに、固く歯を食いしばって開けようとしない。

私はラッキーの口をひらけなかった。




これがラッキーの最後の意思表示のように思えた。

もう逝きたいと言ってるような気がした。




それでも 私達は正直迷った。

迷って迷って それでも結論が出せなかった。

私は出来たら自然に逝って欲しいという希望だったし

夫はこのままの状態で置いておく方が可愛そうという考えだった.。






実は娘のBFの犬が 先月同じく腎臓で亡くなったばかりだった。

その時、最後に発作が起きて とても苦しんだのを娘が見ていて 結果、あんな風に苦しませたくないという娘と夫の想いに沿う事にした。






コロナで本当は 二人しか病室に入れない規則だったけど 特別に3人入れてくれた。

しばらく3人で ラッキーにお別れした。





私達はどんなにラッキーを愛していたか、

15年以上私達と一緒に いてくれた事に

どれほど感謝しているか 伝えた。





Drが来て 素早く2種類の注射をして あっという間に

ラッキーの心臓が止まった。




娘がラッキーの 毛が欲しいと言って

 頭の毛を少し切って貰った。







私は死ぬ事は悪い事だと思っていない

もちろん、残された家族や友達は悲しい。

でも いつかは みんな死ぬ。

死は自然な事。




安楽死は自然な死に方じゃないかもしれない。


わたしが死ぬ時はどうだろう?


どういう風に死ぬのだろう?




前日まで元気で 朝起きたら死んでた。

というような死に方が理想だよね。

誰だってそう思ってるよね。



私は 生まれる時と 死ぬ時は

自分で決めて来ているとおもっている。

人も動物も



老衰でも、事故でも 他殺でも 自殺でもそれが寿命だと思う。

私がそう信じているだけだけどね。




それが本当かどうかなんて 誰にも分からない。

だって調べようがないじゃない?





私が信じる事が 私の真実。








お花を沢山頂いた







ついつい あれ? ラッキー何処にいるんだろ?

って探してしまう。

何時も私の側にいたから。

2階に上がると 2階に来る。


ピアノを弾いていると そんなに離れてないのに

わざわざピアノの側のカウチに移動してくる。

ちょっと外に出ると ドアの前で待ってる。



ラッキー、分かってるよ

少しでも一緒にいたかったんだよね。

沢山の愛をありがとう。




ラッキーは他の犬の事好きじゃなかったから

ドッグヘブンで他の子と仲良くしてるかどうか

ちょっと心配。


でもきっと自分が犬だった事思い出して

楽しく遊んでるよね!





Thank you and we love you forever.