暖かくて穏やかな日が続いた2月。今年は春が来るのも早そうだな、と思っておりましたが3月に入ってからは逆に寒い日が続いていますね。
もしかしたら、3月も10日過ぎくらいには桜が咲いてしまうのでは?と思ってましたが、もう少し先になりそうです。

魚庵 千畳敷としては、この「3月」という月は、冬の味覚から春、夏に向けてお料理の内容が変わっていく月になります。
とくに、冬の味覚の代名詞でもある「とらふぐ」が、3月いっぱいで禁漁期間に入ってしまいます。

 

 

今年は、全体的に見ると暖冬で海水温が高めだった影響か、水揚げ量も少なかったように感じます。
 

 

とらふぐ、という魚が特別な存在であるように、とらふぐ料理もまた、お客様にとって特別な日、特別な方とのお食事に選んでいただいています。
ご予約をいただき、お店に足を運んでくださったお客様にご満足していただけるよう、仕入れから調理を入念に、丁寧にし、魚庵 千畳敷ならでは、の特別なひとときを楽しんでいただけたのではないかと思います。

 

 

また、ふぐのひれ酒も、この時期ならではの味覚。

調理に使われた極上とらふぐのひれを、一枚いちまい仕上げております。

今シーズンのとらふぐをお楽しみいただけるのも、あと半月ほどになってまいりました。
もしかしたら、庭園のソメイヨシノと一緒に楽しんでいただけるかもしれませんね。

桜ととらふぐ、ぜひ、魚庵 千畳敷でご堪能いただけたらと思います。