広報の福田です。
同じような事を、以前も記事にしたように思うのですが、改めて「外食」が特別な物になってきています。
まあ、その原因はコロナ感染拡大防止が起因となるのですが、もともと私が子供の頃、昭和の終わり頃までは家族とレストランやお寿司やさん、焼肉屋さんに出かけるのは、特別な事であり、行事、のような意味合いもありました。
まあ、今のようにファミリーレストランや、回転寿司も無い時代ですから、「外に食べに行く」ということは、家族で車に乗って街まで出かける、というその行為そのものが特別な物でもありました。
コロナの影響で、外出の自粛が求められ、外に食べに行くことが本当に特別な事になって来てしまいました。
だからこそ、お店選び、食事の内容にこだわられる、という方も多いようです。
食べログからのご予約状況を確認していて、ランチよりも会席コースの割合が増えているのも、もしかしたらそういう「より特別な」という意識からなのかな、と感じています。
そんな中で、人気が出始めた「おまかせ会席」。
その季節の旬の食材を、これまでの魚庵 千畳敷とはまた少し趣向の違ったお料理に仕上げるコースです。
元々、通常の会席コースでも前菜には拘っていて、小さな一品まで全て手作りで「前菜」は、その会席コースの「顔」としての役目を担ってもらっています。
おまかせ会席の前菜は、さらにもう一歩「創作料理」としての拘りが込められています。
お盆前にご予約をいただいた「おまかせ会席」の前菜です。
身内ながら、私自身「え？これが前菜？？」とびっくりするような内容でして・・・
この小さな「南瓜豆腐」。南瓜の裏ごしから全て手作りです。
前菜は、通常「冷たい物」が多いのですが、ただ冷たいだけでなく、その料理の香味を一番感じていただける温度、にも拘っています。
複雑な味が絡み合って、絶妙なバランスで仕上がっています。
ただ、決してこれでお腹がいっぱいになってしまう事の無い、これから出てくるお料理を楽しんでいただくために、食欲をそそるような前菜に仕上げてあります。
調理もですが、食材の仕入れも拘り抜いて取り組んでおりますので、「おまかせ会席」をご予約の際は、出来るだけ早めのご予約をお願い致します。
その際、お好みの素材や、調理法などもお伝えいただけますと、よりご満足度の高い会席コースに仕上げさせていただきます。
外で食事をすることが、本当に特別な行事、になってしまった今だからこそ、特別な場所で、特別なお食事を、是非多くのお客様に味わっていただけたらと思います。