スクーバダイビングの業界は安全性を強調するが
しかし一歩間違えば命を失うスポーツである。
それで子育ての時代は潜るのをやめていた
子どもたちが大学生になって、そろそろいいかな、と思うようになった。
とはいえ、筋力は落ち、いろんな場面で自分の命を守り切れるのかは大いに不安
モノで補えるところは完ぺきにしなくてはならない。
ダイビング機材の不具合は命取りだ
安全なダイビングに最も欠かせないものは体に合ったスーツだと思う
それ以外の機材はレンタルでもなんとかなるし、確かにスーツもレンタルできるが
体に合わないスーツは時としてそれ自体が強烈なストレスになる
ストレスを感じながら潜る余裕はシニアダイバーにはない
体重は30代で潜ってた時+15キロ
一個2キロのウェイトを8個くらいくっつけながら生きているわけだなぁ…と思いながら
マンボウのような体を計測してもらう
デザインは派手目に。
来ていて気持ちが上がるようにするのと、土座衛門になっても視認されやすいように
昔作るときは汚れが目立たないように、なんてことを先に考えたものだ
ダイビングの億劫さのひとつはウエットスーツの脱着にある
足にも腕にも脱着しやすいようにファスナーを着けた
ネオプレーンの生地のワンピースのフルスーツ、5㎜のものをフルオーダーで作って8万円くらいだったかな?
ここは安さを求めてはいけないところ。
若いときにオーダーして作ったのは3ミリのシーガル。
下は半そで、上はフード付きの長袖。
上からセーターみたいに被って着ることになるんだけど、
そんなの今やったら肩が通せないと思うね。
昔、濡れたフードを前後逆に被っちゃったときは、
周りは気づかなかったけど、ほんと、窒息死するかと思った。
腕回りも細くて、人に引っ張ってもらわないとなかなか脱げないくらい。
さて、出来上がったばかりの新品のスーツを着て
プールでのリカバリーダイビング講習を受ける。
スーツ内の気泡が元気すぎてちっとも沈まない
手足が浮いちゃって姿勢を維持するのも難しい
それに、脂肪だらけの体は比重が軽すぎて、
ウエイト調整がめっちゃ難しかった
つけすぎて沈んだり、軽すぎて沈めなかったり。
新しいスーツと現在の体重に適したウエイトがどれくらいなのか、
プールで2本潜り、海で2本潜った今も、まだピンと来ていない
海ではガイドダイバーが見かねてBCのポケットにウェイトを追加してくれた
結局次は何キロのウエイトをつけるのが良いのか、わからないままだ
こちらからもっと突っ込んで聞いたり試したりすればよかったんだけど、
海に出てしまうと各自自分のことで忙しいし
ウェイトを増減するのは、船の上ではそんなに簡単じゃない
8キロくらいかなぁ?
ダイビングプランにもよるだろうしなぁ