シニアダイバーへの道 その1 | 年を取っていく自分との対話ブログ

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自分大好きなワタシが生まれて初めて60歳になろうとしています。
老いていく自分をどう愛し続けていけるのか?
誰もが直面するこのイッシューはこれからのワタシを支配し続ける。
目をそらすことができない興味津々のテーマです。

この秋、「念願のスクーバダイビング復活」を果たした。

そこに至るまでの話と、至ってみた心境を書いておきたい。

 

本当はダイビングがしたくてたまらなかったわけではない。

「ダイビングに戻ること」をしたかったのだ。

もう少し突っ込めば、「昔のようにダイビングを楽しむ自分」に再会したかった。

 

復活することの方が目的だったんだから

スクーバダイビングに「念願の復活」を果たしたというべきだ。

 

海に向かう前にはショップのプールでリカバリーダイビングということを試した。

ダイビングは一歩間違えば死ぬスポーツだと認識している。

時々死んでもいいかな、と思わんでもないが、まだ死なないほうがいい。

 

でぶでぶに肥大したカラダのために、ウェットスーツを作り直し、

ダイコンも買いなおした。

レギュレータは3年前にメンテナンスしたものの、

くっつけるBCが老朽化したのでこちらは当面レンタルで間に合わせることにした。

20年のインターバルがあってもダイビング機材はさほど進歩していないなと感じた。

 

昔親交があったダイビングの大御所たちは亡くなったり、行方知れずになっている。

ダイビングショップの経営者クラスの人と懐かしむような話ができた。

昔話をしながら、その目的は単に懐かしがっているのではない。

 

「私、この業界では通だったのよ」

「昔はブイブイ言わせてたのよ」

という年寄りの自己顕示欲によるものだ。

「年をとってはいるけど、本当はすごかったんですよ」ということだ。

うなずいてくれた相手だって気づいていたはずだ。

 

若いころ…。

ダイビングを始めたのは26歳の時だ。

元旦那がダイバーだったから。

ここも今考えるとダイバーだったからあの男と結婚したのだ。

 

自分一人で潜りに行く経験と胆力を持つようになって、当時の夫は要らなくなってしまった。

理由は一つではないけれども離婚、一人で潜りに行くスタイルにはまった。

ダイビングは必ずバディというスタイルで誰かと潜るので、

沖縄や海外の現地でその場にいた誰かやガイドダイバート潜ることになる。

一人なら気が向いたときに海に迎えるし、現地で出会う様々な人との距離も近くなる。、

 

若いときにいろいろやっておくのはやっぱりよかった。

今がスタートだったら、海はずいぶん遠かったことだろう。