こんばんは😉
平家工房の小林です。

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現在も何名か間取りのやりとりをさせていただいております。


間取りと言うのは、僕は仕事の半分ぐらいだと思っています。


間取りと言うのは非常に難しいです。




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建築をする側の意図と家を建てる人の意図は同じではありません。


そして、家を建てる方と言うのは、夢いっぱいでいろんなインスタや動画を見てある意味迷子になっている方もたくさんいらっしゃいます。


ただ住むのは誰ですか?


当然、家を建てる人です。


僕たちも精一杯要望を聞いて、それに叶うように間取りを描きます。


しかし、お客さんの言うことだけを間取りに入れても良いことばかりではありません。まずは書いてみて、問題点を話し合うということが大事かもしれません。


今はいいけど、将来困るとかね。明らかなものはご意見することもあります。


プロだからといって、超能力者ではないですから、本人たちの思いを完全にリンクさせる事は難しいです。


しかし、1番何を優先すべきか?

と言うところは、やはり途中で問いたださせていただく事は多いです。


あれもしたいこれもしたい。これも欲しい。最初は誰でもそう思います。


当然、予算も土地の大きさも含めるとかなわないこともありますし、叶うけれども、充分でないこともたくさんあります。


特に一つ一つの部屋の面積に関しては、何ができて、どのぐらいのものがしまえてどのぐらいの広さであれば良いのか?


これは実際に置くものや、実際にそこでしたい行動の内容までしっかり考えないとなかなかわかりにくいことです。


家の人は2畳で良いと言っていること。でも実際したいことを聞いたら、2畳ではできないこともあります。


その辺は、やはりプロの僕たちの意見を聞いてもらって、内容を少しずつ修正していく事は大切だと思います。


あまり1つのことにこだわって、後で困らないようにすることも大切なのですが、そこの価値観は、また家の方と僕たちとでも違うところでもあります。


例えば、1番最初に建てさせていただいたお客さんは、中庭が絶対!


ということでしたので、非常にわかりやすいコンセプトで組み立てることができました。


ある人は、キッチンの横並びで必ずリビングテーブルを置きたい!ということで、間取りが確定しました。


あまり要望が多すぎるとぼやけてしまうこともあります。


実際住むのは、自分たちです。

自分たちが1番好む価値観で、間取りの要望を伝えていくことが大事です。


意見はバンバン言うべしです。


それでも我々建築側はできないことはできない、不便が出るところは不便が出る、問題があるところは問題がある、僕はこう思うけど、人によって、感じ方は、それぞれ。


一つ一つの場所に対してメリットとデメリットがありますから、それを取捨選択して自分たちが1番良い間取りを作っていきましょう。


決して、他人のために作るわけではないですからね。


また、動画やインスタなどで素敵に見えても、本当に便利かどうかは別物ですからね。


そして、実際に便利かどうかは、建築側が考える便利と住む人が考える便利で個人差がありますからね。


結論をまとめると、自分が良いと思ったものが全て正解。


いや、実際は正解じゃなくても正解にする努力が必要ということです。自分たちが要望した事は責任を持って正解にすることが大事だと思います。




まぁ、人間で言うと、悪いところを見ず、良いところばかり、見る努力をすることも必要だと言うことです。


ちなみに、僕は自分の家の間取りに対して1ミリの不満もありません。


何故かと言うと、僕が決めたから。

家を建てたこともない時に決めた。間取りでも自分が自信を持ってハンコたちついたなら、プロとか、素人とか関係なく、最終的に自分たちの判断でそれをお願いしたと言うことになります。



家は3回建てないと思った家ができないと言われますよね。それは僕は3回家庭の環境が変わることだと考えています。


子供が小さい時


子供たちが大きくなったとき


自分たちが歳をとったとき


当然コンセプトや大きさ全て変わってきますよね。30年前に建てた家がずっと良いかどうかは別の話。


ずっと納得したいのであれば、20年ごとに立て替えましょう。そうすればずっと納得いく家に住むことができます。


家がどうのこうの、間取りがどうのこうのではなく、家庭環境がどうのこうのなのです。



ではでは。