こんばんは。危ない。危ない。今日もまた寝てしまうところでした。
今日は多可町にて、10坪の小さな平家の基礎工事に取り掛かりました。
いくら小さいといえどもやらないといけない事は、10坪も30坪も同じ!
設備工事に関しては、今回は新築の30坪よりもボリュームがあります。色々とご要望がありますので
今回も西村くんたちに基礎をお願いしてます。
地盤調査の結果は恐ろしく良かったのですが、地表の土を再利用するため、表層改良を行っています。
職人さん達が、土の質を見て、コンクリートの量を決め、他の職人さん達が堀りにくくないように、基礎の外周から内部にかけて、ほどよく表層の改良をします。かなりシビアに範囲を決めます。
スーパー安心して建てることができますよね!
今日は大安の良き日に工事の開始を設定しました。晴れてよかったです。
ステコンまであっという間に終わりました。さすがです。今回は過去の水害もあってか、かなりGLの設定を高くしています。
簡単に言うと、水が浸水的でも大丈夫なように基礎と少し高さを上げる設定です。
隣の家と高さを合わせるような感じでしょうか。
このGLの設計と言うのは、事前に、職人さん達と打ち合わせをして、いろんな高さから鑑みて、最良の高さを設定します。
特に道路があるような場合ですと、自分たちの敷地に接している部分の1番高いところから何センチ上をGLの設定にするのかを検討します。
駐車場や玄関の位置などを検討して、玄関の位置まで距離があるのかないのか、なども検討して1番ベストな高さを設定します。
これは実は施主さんにどこにしますか?
と言う話にしても、ほとんどわからないことが多いし、あまり訳がわかっていないのに、決定されても、出来上がった後にどえらいことになると言うことも起こりかねません!
いろんな会社のいろんな経験をしている職人さん達と話し合いをして決めます。この辺は本当に経験がものを言います。
今までこのGLの設計でこうしておいたら良かったなと言う事はほとんどありません。
原則は高め設定です。
高めに設定しておくと、敷地に砕石を入れてあげるだけで済むからです。
逆に、GLを低く設定しすぎると、水のはけが悪くなったりしますので、やはりGL設計は少し高めが基準です。当然、敷地の広さにもよりますし、前面の道路の高低差にもよりますし、ここは場所場所によって判断が違ってきます。
よく皆さんが新築の家を建てている。玄関のポーチなどを見てすげえ大きな段差が残っているな!
と思ったことがあると思いますが、あれがそれです。実は最後に砕石を入れたり、コンクリートを打つとちょうど良い位になる!
不思議ですね!
人間の目と言うのは非常に曖昧で、やはりレーザーレベルなどできっちりとはからないと分かりません。
特に素人は全く見た目では分かりません。
プロの職人さん達はこっちが下がってるとか、大体30センチ位差があるとか、ぱっと見てすぐわかります。
これはこれで経験としてすごいなと僕はいつも思います。そしてもう測っている途中から、大体GLの設計はこの辺にした方が良いとわかるのです。
敷地が広ければ、広いほど全てGLに合わせるわけではありませんが、なかなか奥が深い土木工事です。
ではでは