こんばんは😉
平家工房の小林です。

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おうちを建てる仕事をされている方でも色々とあります。大きい会社であると、営業職の方、現場監督の方、インテリアコーディネーターの方、設計の方。


全部分かれているんですよね。


僕たちは比較的小さな工務店ですので、そのような工務店は全て1人でしていることが多いのです。


それは悪いように思うけれども、非常に良いところもあるんです。各担当が分かれると責任の持ちようが分散したりとか、そこの担当で伝えたはずが伝わっていないだとか、やはり関わる人が多くなればなるほど、伝達は難しくなります。



僕に限らず、頑張っている小さな工務店と言うのは、土地の取得から、図面の作成、プレゼンシートの作成、ローンの事、登記の事、職人さんへの現場、監督、商品の発注、プレカットの打ち合わせ、現場での詳細図の作成、 インテリアコーディネーター、工程管理、あらゆることを少ない人数ですることになりますが、その分立てる頭数をあまり無理に広げすぎないことで、十分に対応することが可能です。


今作っている加古川の超素敵なこの字型平家ではご主人のこだわりが詰まった。平家です。当然ご要望も多いですし、こうしてみたいと言う明確なイメージがありますからどうやってそれに近づけるかと言うことを僕は図面を書いて、職人さん達といろいろ議論をして問題があれば修正していくと言う事しています。


その時に使うのがCADの図面なのですが

非常に辛気くさい作業です。


1つの寸法を決めるために、あらゆる資料を手に取って動いて見たり、寝転んで見たり使う材料を調べてみたり、難しかったらまた違う材料を探してみたり、



1つの寸法を決めるために、本当にたくさんの時間を要します。でも適当にあるのではなく、そうやって一つ一つほんとに真剣に考えるからこそ良いものが出来上がるんです。


今回は大イベントとしてリビングの真正面に素敵な棚をつくります。そしてその棚の裏側から間接照明で壁を照らすようにするのです。まずはクロスを貼ってから棚を作ると言う難しい面と石を貼りますので、その石との兼ね合いであったりとか、間接照明の配線がどうやって見えないように配線をする?


どのように棚を加工するか?など考えないといけないことや、それが実現可能かどうか、そしてそれをほんとに現場の皆さんにお伝えします。


また、それに使う材料のサイズであったり、過去が不可能な場合は、材料のサイズや材料の種類を変えないといけないこともあります。


僕の計画が遅いと職人さん達の仕事が遅れて行きますので、どのような方法で実現していくのかを答えを出した上に表現までしなければなりません。

びっくり


簡単なものであれば手書きで書いて終わるのですが、複雑なものはやはりきっちりと図面を書かなければならないので、1日考えた後は頭から煙が出そうです。3dとは違ってほんとに厳密な1ミリ単位の図面となるので、現場が大好きな僕にとってはなかなか苦痛の時間です,


少しご紹介すると、このような感じで書きます。

実際は、大工さんは0.5ミリの仕事などができないので、1ミリ単位となりますが、CADでは厳密に描いたら、このように出てしまいます。


このようなすごく細かな打ち合わせの下、お客さんの「こうしてみたい!」と言う理想の現実が1つずつ叶っていくんです!


そして家がほんとに最後出来上がって完成を見たときには熱が出るんです!


これは、僕がやりきった証拠だと思ってるんで。

いいと思います。風邪でも何でもないんですが、何か気が抜けるんでしょうかね?






図面を書くのはなかなか苦手な時間ですが自分の好きなことだけできるわけではないので、職人さん達にも迷惑をかけないようにしっかりと計画を練っていきたいと思います。



まぁそんなに思い通りかんけどね。

それもまた良し!