今回は、英語の基本的な文型のうち、「説明型」と大西先生が呼ぶものを取り上げます。この文型は「AはBです」という構造・意味を持ち、Aに関する説明としてBが用いられます。

英文法では、この形をSVC(Subject, Verb, Complement)と表します。Sは主語Vは動詞で、ここでは「be動詞」(am, is, are)がよく使われます。Cは補語(Complement)です。

 

 

例文で確認しましょう。

 

基本文:

 

She is a teacher. (彼女は先生です。)
 
S (She) V (is) C (a teacher)

 

 

He is a gentleman. (彼は紳士です。)
 
S (He) V (is) C (a gentleman)

 

is の原形が be なので、is, am, are などを Be動詞と呼びます。
会話ではbe動詞が省略されて発音されることが多いです。

 

I am = I'm

You are = You're

They are = They're

He is = He's

 

 

be動詞以外の例: 

 

この文型を形成するBe動詞以外の動詞も多く存在します。以下にその例を挙げます。

 

Keep (stay, remain など)
 
He kept silent. (彼は黙っていた。)

 

 

Look (appear, seem など)
 
She looks beautiful. (彼女は美しく見える。)

 

これらの動詞は、主語の状態や性質を説明するのに役立ちます。日常会話や文章において、この文型は非常に役立ちます。より豊かで自然な英語表現のために、これらの文型をマスターすることをお勧めします。

 

 

「補語」って何??

 

補語とは、主語や動詞に追加情報を提供して補い、完全な意味を形成するための要素です。例えば、She is a teacher.(彼女は先生です)という文では、「a teacher」が補語であり、主語「She」の職業を説明しています。She = a teacher という関係です。補語は、名詞、形容詞、前置詞句、副詞句など様々な形で表れることがあります。このようにして補語は、文の意味を明確にし、話者の意図を正確に伝えるのに役立ちます。目的語は、動作の対象ですから、補語とはちがいます。She fired a teacher. (彼女はひとりの先生を解雇した) この文では、She ≠ a teacher ですね。彼女はだれか先生をやめさせたのですから、自分ではないことは明らかです。

 

まとめ: 

 

この記事では、「AはBです」という基本的な「説明型」文型を紹介しました。これは英語の文法の中で非常に重要な部分を占め、主語(S)と動詞(V)、そして補語(C)を使って、物事や人物の特徴を表現します。普段の会話や文章でこの型を活用し、より正確かつ自然な英語表現を目指しましょう。

言語学習は時に難しく感じるかもしれませんが、基本に忠実に学び続けることで、必ずや成果は現れます。今日学んだ文型を活用し、日々の英語使用の中で試してみてください。一歩一歩確実に前進していることを実感できるはずです。頑張りましょう!