時間を表す表現は日本語と英語ではかなり違います。日本語は基本的に現在と完了の動詞しかありませんので、未来を表すためには時を表す表現を加えます。
英語は過去・現在・未来を動詞・助動詞で表し、それぞれに完了と進行が加わるため、いろいろな形を覚える必要があります。
今回は、未来を表す表現の基本をまとめてみました。
英語の未来を表す4つのパターン
このブログでは、英語の未来の表し方について、以下の4つのパターンを紹介します。
①現在形を使って確定的な未来を表す
②willを使って意志や予測を表す
③現在進行形を使って計画や予定を表す
④be going to を使って意図や予想を表す
それぞれのパターンについて、例文と解説を見ていきましょう。
①現在形を使って確定的な未来を表す
このパターンは、前もって決まっていて確定していることに使います。例えば、
I leave tonight.
私は今晩出発します。
The shop opens next week.
その店は来週オープンします。
どちらの例も必ず未来を表す副詞表現(tonight, next week, tomorrowなど)が必要です。これがなければ、現在の状況や習慣を表すことになります。
②willを使って意志や予測を表す
このパターンは、話している時点で決めたことや考えたことに使います。例えば、
A: The phone is ringing.
電話が鳴っている。
B: I'll answer it.
私が出ましょう。
これは電話が鳴るという状況ゆえに生じたBの意志を表しています。つまり前もって決まっていないことを表しています。
また、willは確信や根拠のある予測にも使います。例えば、
It will rain tomorrow.
明日は雨が降るでしょう。
She will be a great teacher.
彼女は素晴らしい先生になるでしょう。
③現在進行形を使って計画や予定を表す
このパターンは、自分や他人の計画や予定に使います。例えば、
I'm taking an exam in October.
私は10月に試験を受ける予定です。
They are visiting us next month.
彼らは来月私たちに会いに来る計画です。
このパターンは、具体的な日時や場所が決まっている場合に使います。また、話し手の主観的な態度や感情も含まれます。
④be going to を使って意図や予想を表す
このパターンは、自分や他人の意図や目的に使います。例えば、
I am going to buy a bicycle.
僕は自転車を買うつもりです。
She is going to study abroad.
彼女は留学する目的です。
このパターンは、具体的な日時や場所が決まっていなくても使えます。また、話し手の主観的な態度や感情も含まれます。
また、be going to は明らかな兆候や証拠に基づく予想にも使います。例えば、
Look at the sky. It is going to rain.
空を見て。雨が降りそうだ。
He is going to fail the exam. He hasn't studied at all.
彼は試験に落ちるだろう。全然勉強していないから。
まとめ
今回取り上げた未来の形は、ごくごく基本的なもので、そのほんの一例です。いろいろな文章や会話を通して、未来の表し方をこれからも学んでいきましょう。英語の未来の表現は、日本語とは異なるニュアンスや文脈に注意する必要があります。このブログでは、さらにそれぞれのパターンの使い分けや注意点を詳しく説明していく予定です。ぜひ参考にしてください。