なるべく早く英語だけでコミュニケーションを取ること

 

 

今回は、2023/5の記事をリライトして再び投稿しています。

NHK-R1(ラジオ第一)のマイあさ!・ワールドアイを聴いていましたら、
英語の習得に役立つことがインタビューで話されていました。
その一部を文字起こしでお伝えします。聞き手は田中孝宜アナです。

 

 

  清野貴子さんはイギリスに住んで17年

 

 

ワールドアイでは、リレー方式で海外でご活躍の日本人にインタビューしています。今朝はロンドンにお住まいの清野貴子さんです。清野さんは福岡生まれ、つくば市育ち。2006年からイギリスに住んで、現在ヨガインストラクターをしながら風呂敷の販売をされています。

 

清野さん、おはようございます。清野さんはどうしてイギリスに住むようになったんですか?

 

日本で大学にいたときに、英文学とか比較文学の勉強をしてまして、イギリスの文化にとても興味があったんですね。その後、イギリスの映画の勉強をしてみたいと思って大学院に留学するために行きました。イギリス中部のレスターという町に住んでいました。 

 

 

  読み書きだけでは、話せなかった

 

 

イギリスでの生活にすぐ慣れましたか?

 

私は、小さい頃から、英語を話すことにとても興味があって、英語の勉強も比較的がんばっていた方なんですけれども、やはり、日本の読み書きを中心にしてしまった英語教育の結果というか、話すことがとても苦手で、慣れるのには1年以上かかりましたね。大学院にいた時に先生とも上手くコミュニケーション取れなくて、結構辛い思いをしたりとかして、その中でたまたまコーヒー屋さんでアルバイトを始めた時に、そこに出来た友達がすごく背中を押してくれて、お客さんとちょっとでもいいから話してごらんみたいな感じで、勇気づけてくれたので、そこから、少しずつ上達しましたね

 

 

  日本語と英語の人格がちがう?

 

 

留学を終えても、まあ日本に戻らずにそのままイギリスに住まれたのはなぜなんですか?

 

英語でコミュニケーションが取れるようになってから、自分の人格が、ちょっと変わったような感覚がありまして、英語っていうのはやっぱりこう日本語に比べるととてもオープンな言語ですし、こちらの人たちは自分の意見を言ったり、人の意見を訊くことにすごくたけているので、コミュニケーションの仕方が違うことによって違う自分みたいな経験して、それがすごく居心地がよくて、ここに暮らしたいなと思いました。

 

それで仕事を始めたんですか?

 

ワーキングビザが学位を取った後、二年間出たので、それであのバイトをしていたコーヒー屋さんのつてで、ロンドンのコーヒー屋さんの店長をして過ごしました。そのときに今の夫と出会って結婚して、そのままイギリスに住むことになりまして、今は男の子一人女の子一人と4人家族です。お子様、小学生ですね。そうですね。八歳と六歳です。

 

 

  学校で学ぶ英語はあくまで基礎

 

 

インタビューは、まだ続きますが、清野さんの経験は興味深いですね。日本の読み書き中心の英語教育は、どちらかというと受験のための英語学習になっているので、実際に英語だけの環境に行くと、英語で必要なコミュニケーションを取れるレベルにはなっていないということが分かります。

かく言うわたしも、アメリカに半年、ネパールに10年以上暮らしましたので、清野さんの言いたいことがよく分かります。学校で学ぶ英語はあくまでも基礎的な内容なので、それで満足せず、なるべく早く英語だけでコミュニケーションを取ることが必要なんですね。そうすれば、何度も何度も聴いて話すうちに、実践的なレベルに到達するのです。

 

では、これからもラジオ英会話を活用しつつ、実践的な場で英語を使っていきましょう!

 

机の上の勉強だけではダメですかね。ダメではありませんが、不十分。