冠詞は日本語にはない品詞
英語には二種類の冠詞があります。
1 不定冠詞 a (an)
2 定冠詞 the
日本語には冠詞がないので、使い方がよく分からないままになっているでしょうか?
でも安心て下さい! 基本的な部分だけ押えておけば、少しずつ慣れていきます。
それに少々間違えても、意味が通じないということはめったにありません。
今回は不定冠詞の使い方です。
不定冠詞(a,an)の使い方
ふつうはaですが、うしろに母音(アイウエオの音)が来るとanを使います。
例 an apple, an orange
では、どんな使い方があるのでしょうか?
1. 数えられる名詞の単数形につける
I bought a pen yesterday. わたしはきのうペンを一本買った。
2. ~につき(per)の意味で
sixty kilometers an hour 時速60km
three times a day 一日に3回
once a two days 二日に1回
《a のあとに two days と複数が来るので違和感がありますが、「~につき」の意味なので、よく出てきます》
3. 数量を表す表現で
a lot of, a great many, a great deal of たくさんの
a hundred = one hundred 100
実はこれ以外にもたくさんの使い方があるのですが、少しずつ慣れていきましょう。
ここから先は上級者向けです。参考程度に。
特殊な使い方
a+固有名詞
A Mr. Yamada is asking to meet you. 山田と言う人があなたに会いたがっています。
《話し手が山田という人を知らないことを示す》
That politician thinks that he is a Lincoln.
あの政治家は自分がリンカーンのようだと思っている
《この場合は「リンカーンのように有名な、あるいは偉大な」という意味》
今回は【不定冠詞の使い方】を考えました。参考になったでしょうか?
少しずつ、ゆったりと使っていきましょう。
次回は【定冠詞】です。