草の根に参加できず爺さんむせび泣く。
今回は少し専門的な表現を含みます。ご了承ください。
古いWindows3.1の事、会社の指示で商品(Windows)紹介を兼ねた講習会(何故かIBMのオフィスビルで実施されていた)に参加。UI(ユーザーインターフェース)の進化に驚いた記憶がある。
それから数年経ってWindows95が登場、もっと勉強したいと考えパソコンを購入(とても高額でした)、ネット接続のためプロバイダー契約。パソコンに梱包されていた小冊子に「ホームページを始める」というワードが目に飛び込み挑戦。
ローカル(ネット接続せず)でホームページを作成→ダイヤルアップ接続してアップロード→ブラウザで確認→ダイヤルアップを切断→電話代がバカにならないのでローカルに保存してオフラインで閲覧する。
「とほほのWWW入門」で勉強、プロバイダーの無料(ホームページ開設)サービスを利用、GeoCities(ジオシティーズ)にも参加した。
現在、技術は進歩し、インターネットのルールも変化して動画も簡単に公開できる時代に突入。専門的な知識が無くても誰でも参加できる。はずなのだが、これだけ進化してもデジタルデバイド(情報格差)は起こる。
IT系のプロと素人の差がはっきりしないのは昔からで、今のプログラマーに機械語(あるいはアセンブリ言語)を知る人は希少、知る必要もない。昔から「高級言語」と言われる「人が使う言葉に近い形」でプログラミングできるように変化している。
今でもシステム構築する立場とユーザーの思惑が一致することはほとんど無く、システムの改修は余儀なくされ、今日もどこかで技術者(ITドカタ?)が頑張っている。
要は使う側の意図と提供する側の「独りよがり」が常にあって、酷いアプリだと後付け感丸出しの機能も見かける。国や自治体が関わるアプリなんかは「後付け前提」のデザイン(設計)を見る。可用性(継続稼働)のため?それは言い訳、設計が悪いのか「ユーザーをたらい回しする役所文化」が根付いているのかは知らないけど。
国や自治体には、年寄りをデジタル難民に認定する前に新しい発想ができる優秀な人材を確保するようお願いしたい。スマホと会話するだけで確定申告(e-Tax)できるようになると良いですな。
映画:Winny(日本)
革新的なソフトウェア(P2Pと暗号化を実装)を開発し公開、それが社会問題になり逮捕される。その後、無罪となる。映画は主人公の人間性を主に描いている。
技術力をベースにした発想と実現。技術者が育つ日本であって欲しい。