物流業界の2024年度問題、残業規制で「ドライバーの離職を懸念した物流の改革」を報道番組で紹介していた。残業で稼ぐという人は物流業界に限らず存在する。

 「労働者の保護」を目的とした労基法の改正。実施される前に「ドライバーの離職」が想定されるも国は様子見。


 今も続く雇止めの問題。以前に派遣法改正があり、長期継続契約した場合、派遣労働者を社員にするよう働きかける義務が生じる。この法改正以降に雇止めが多発している。

 社員登用時に「年収見込み」と「就業規則(海外を含めた転勤等)」を派遣労働者に説明すると社員登用を断る人が多い。転勤や残業、休日出勤などの制約が多く、収入アップも期待外れのため。

 派遣先が派遣労働者を社員にした場合、派遣先は高額な手数料を派遣元(人材会社)に支払う。社員登用して短期で辞められると損失が大きく、リスク大で採用は慎重になる。

 それ(社員登用の難しさ)を分かっていての派遣法改正である。雇止めが増えただけで、誰のための法改正なのか?と思う。


 現役世代(特に若い人)の「正社員にこだわらない」という記事を良く見かける。転職も前向きに考え、年功序列を嫌い、終身雇用の時代は終わっていると考えるらしい。


 人材会社(アルバイト・派遣・社員紹介)が儲かる時代である。人材が商品であり価値が高ければ高く売れるし、転用(アルバイトから社員)あれば更に儲かる。オリンピックで高額派遣料を手にした人材派遣会社が記事になっていたことも思い出す。

 
 で、これら(法改正や人材流動化推進)は「誰がための対策」なのでしょうか?


TVドラマ:ハケンの品格(日本)

 

スーパー派遣登場!

 

 社員になる事は望まず、スキルアップに集中する。そんな自分らしい生き方が今の時代にマッチしている。

 経済や国、周囲がどう動こうが、自分の生き方を持つ若者。時間ではなく成果で稼ぐ事を教えてくれるドラマです。