知人から聞いたデジタルデバイド(情報格差)な話です。
数十年ぶりに合う友達、地方から集まる婆さん達。「食事しながら会話を」と考え入店する。
「角印が押された紙」を店員がテーブルに置いて去る。
ばあさん達「すみませ~ん、注文いいですか?」
店員さん「これでお願いします」と角印が押された紙を指す。
角印と言うなかれ、QRコードである。自分のスマホで読みメニュー表示して注文。メニューが小さくて見えず、食べ物にたどり着けず、最初に表示された飲み物だけ注文する。ちょっと可哀想な話。
飲食店も人材不足で大変な状況、QRコード注文は理解できる。ただ、お客さんとの口頭によるコミュニケーションも大事だと思うのだが、そのあたりはどうなんだろうか?
ITリテラシー(情報活用力)が低くなる原因の一つに、人には新しい事を避けようとする心理がある。これが続くとデジタルデバイド(情報格差)が大きくなり、社会問題にも発展する。
何よりも「顔が見えない相手」は不安になる。セルフレジにも同じことが言えるし、特殊詐欺に騙されないよう「触らぬ神に祟りなし」の精神で生活する高齢者は多いと思う。この問題(デジタルデバイド)が大きくなると買い物も出来ない高齢者が出てくる可能性も。
子供が逮捕された。こんなメールも届く。
映画:サーチ2(アメリカ)
デジタルを活用して生活する主人公。その活用力で行方不明の母を捜索するスリラー映画である。