町の本屋に国が支援するというニュース。

 

 テレビの情報番組と違い、SNS等では「税金の無駄」との反対意見が目立つ。生活が厳しい状況の中、税金の使い方に対して国民がシビアになるのは仕方ない。

 駅の売店やコンビニで週刊誌やマンガ本が買え、大手のDVDレンタル店が本を販売し、ネット通販でも販売、スマホでの電子書籍の購入もある。変化して淘汰された時代に「街の本屋」をターゲットにして支援するという。理由は「リアルに本と出会う機会損失」を危惧してのこと。

 
 個人的意見ではあるが、ネットの情報だけでは知った気になるだけで、知識としては役に立たない事が多い。また、書籍や新聞の内容を二次的に使用するネット記事が多く、情報元の出版社や新聞社が無くなればネット記事の運用も難しくなる。

 情報元や著者が生活する為にも有料であったり、場合によっては税金投入(えこ贔屓なしで)があっても良いと思うが、小売店である本屋を支援するのは疑問。今までの政策によって本屋を苦しめたのなら、それを理由にして支援すべき。もう閉店した本屋は多く、今更感はある。


 なお、個人的要望としては「図書館の一部デジタル化(家で電子書籍)」「出版社や新聞社の直販(リアル・電子)」をお願いしたい。また、「活字離れ」や「知識欲低下」の対策が必要かと思う。


NHK・BSドラマ「舟を編む」

 

(1)

 

 語釈に携わる人達の話。制限ある本の厚さ、それに収めるための紙など、面白い話が多いです。語釈の話も「諦める」は「明きらかにする」という意味とか。


 なので、本が無くなってはイカンですね。