孃に萎えたらにコレ読むんだな | 隣りはたこ焼き屋

孃に萎えたらにコレ読むんだな

東京都にお住いのA様からの投稿


はじめまして、Aです。

かれこれ○ャバへ通いだして4年が経ちます。
出張先の地方での痛い×2、新人時代の思い出を綴らせて頂きます。



毎週のように一人で泊まりの出張を繰り返す私にとって、○ャバはさほどハードルの高い場所ではなかった。

ある店のK嬢という、2つ年上の○ャバ孃に自然と惹かれていった。
K嬢の口癖は、『今日もお仕事お疲れ様。』、『明日も朝早いのだから、飲みすぎはいけないよ!』などなど、私にとって、やさしいお姉さんだった。

彼女に思いっきり甘えているうちに恋心が芽生え、男として独占したいという思いを強く持ったのは、出会ってから半年後だったと記憶している。
K嬢に女を感じてからはそれだけで満たされず、同伴したり、アフターしたり、時には深夜のドライブへ出かけたりなどなど・・・

もちろん、私も男。店内・店外でツーショット時に口説いた。しかも真ん中直球でネ。
K嬢が好きだ!本気で付き合って欲しい!!朝まで一緒に居て欲しい、お前に惚れている!!!・・・
しかし、K嬢の答えはいつも『Aがもっと大人になって、わたしを守ってくれる男になった時に・・・・ね。』

当時○ャバ歴が浅く、余裕のない私は、イライラが徐々に蓄積し、モンモンとする日々が続いた。
そんなある日、大きな過ちを犯した。

いつものように、店へ顔を出し、K嬢を指名したが、その日は他の客3人と指名が被り、1セットで15分も私の席に付けない状態だった。当時の未熟な私はその事に腹を立て、店を飛び出した。その様子に気づいたK嬢が追いかけて謝ってくれたにもかかわらず、わたしはK嬢に罵声を浴びせてホテルへ帰っていった。

その翌週から、K嬢から他の女の子(A嬢)へ指名変えを行い、やりきれない思いをぶつけた。

しばらくそのA嬢を指名していたが、うまくいかない。てゆぅか、楽しくない。そのA嬢もやめて今度はB嬢へ指名変えを行った。それでもやはり楽しくない。。。。
そんな行為を繰り返す俺に対して、K嬢は店内で心配そうに見守っていてくれるような気がした。
戻りたい・・・。K嬢の元へ戻りたい・・・。
私の心はいつもそう何度も何度も叫んでいた。

ある日、B嬢が店を辞めるという事でK嬢へ戻るチャンスがやってきた。恥を捨てて再び指名をK嬢へ戻した。
嬉しかった。長かった。でも嬉しかった。

私はK嬢に過去の経緯を謝った。正直に本音も語った。
その日の営業後に、K嬢は私にアフタードライブを誘ってくれた。

そして車内で無言のままわたしを抱きしめ、そしてキスをてくれた。
死ぬほど嬉しかった。


その後、何事もなかったように毎週のようにK嬢を指名し長い月日が経過した。そして、私も他県での仕事忙しくなり、しばらく店に顔を出せない状態になった。

仕事がひと段落して、久し振りに出張を入れて、大好きなK嬢の元へ走った。

そんな俺に信じられない出来事が待ち受けていた。


K嬢は結婚し店を辞めていたのだ。涙


ママから一通の手紙を受け取った。K嬢から、私が店へ現れたときに渡して欲しいと、ママへ託していたとの事。

“親愛なる弟Aへ”
何も言わず、お店を辞めてごめん。
Aが立派な男に成長し、私を貰ってくれると言ってくれた事、すごく嬉しかった。あなたの成長を見届ける前に結婚してごめんなさい。

・・・と、明記してあった。

色々な解釈があると思うが、私がK嬢に初めて告白した日から、彼女は私の成長をずっと見届けてくれたのではないかと思う。K嬢の期待に応えられなかった無念さと、指名変えという愚考を繰り返したアホな自分を思いっきり責めた。そして、マジで泣いた。




☆コメント☆

○ャバに行っていれば誰しもがそこで、想ったり別れたり、期待したり裏切られたりするワケなんだろうけれど、それらのコトが元々から「幸せ」であるワケでも「不幸」であるワケでもないのだろうなぁと思うのである。裏切られること自体が「不幸」なワケではなく、結局のところ自分で「自分は不幸だ」と思うから不幸になってしまうのだ。目の前で起こった全ての事象をどう捉えるか、どう受け止めるか、それ次第で全ては変わるモノなのだと思う。

最終的にA氏は指名嬢に「裏切られた」ワケであるが、彼は自分を裏切った指名嬢を責めるのではなくむしろ自分を責めている。もちろんその事実を知らされた時、彼は当たり前のように悲しみや失望を感じたことだろうし、少なからず「不幸」というモノを感じたはずだろう。だが彼は相手を怨んだりはしていない。怨むどころか彼女との関係を肯定的に捉えるコトができている。これこそが重要なコトなのだとオレは思う。

人はツラいコトに直面すると、すぐに責任を他に転嫁して自分の悲しみをゴマかそうとする。

○ャバ嬢にダマされてピーピー泣き言を言っている者達も多いコトだと思う。
そういう者ほどこそ今回のA氏の体験談をよく読んで、ここから何かを得てもらいたいモノだ。


んなワケで、我ら男の子に生まれた以上は、
やっぱり最後にはこう言わなきゃいけないんじゃないだろうか。


「それでも出逢ってくれてありがとう」


と。




このサイトから張り付けますた。↓(無断掲載ごめん)
ttp://www.killimaru.net/i/column/data.php?no=81&ctg=3