独自の価値は”なんかすごいこと”じゃなくて誰にでもあると思うのです。 | 飲食店SNSマーケッター・鵜沼聡志のブログ

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北海道札幌市で飲食店さんのSNSのカウンセリングや細かな活用方法のお手伝いをしています。フリーワインソムリエ。漫画、ロック、歴史やワインの雑学が大好き。エクスマ54期・ヴィーノ。

 

お久しぶりです。

Facebookへの投稿を書いていたら熱くなって長くなったのでブログに書いてみたいなと久しぶりに更新します。笑

昨日の夜ワインの営業担当の方、その後に飲食店オーナーともお会いしてました。その中でも話題になった「独自の価値」ということ。

 



ボクがまだお店にいるソムリエだった頃、お店で取り扱うシャンパーニュやワインを決めていた時の決め方はこうです。

 

まずは味、そしてリストのバランスを取らなければならないのでぶどう品種で選ぶこともありました。もちろん使える価格帯もあります。そうやって絞っていっても条件を満たすワインは世の中にはたくさんあります。

 

その中からどうやって選ぶかは担当者の人柄が最後の決め手でした。頑張ってくれるのはもちろんですが、どれぐらい仲良しかとか。相手を信頼してるからお取引させて頂いていた。だから未だにお付き合いがある人もいます。

 

結局ワインはどこから買ったって良いし、何を選んだって良いってことです。

逆に客としてお店を選ぶときの基準は、美味しい和食やイタリアンもあるし、ワインバーやロックバーもある、日本酒やワインなど取り扱うお酒で選ぶ時もあるけど、結局は楽しい時間を過ごしたいだけです。

 

そんな時にカウンターの中にいるイヤな奴の顔を見ながら飲む酒は1ミリも美味しくないと思いません?(どこがってことはないですよ?そんな気持ちってこと)特にカウンターに座るときはマスターとお話したいですしね。

 

良い時間を過ごしたり、安心したいけどたくさんあって選べない。だから誰が売ってるか?誰がいるのか?って大切だと思うんです。

 

料理やワインのメニュー、店の設えなんかももちろん大切だけど、人も空間の一部です。愛想の悪い人よりは良い人の店に行きたい。(もちろん逆が好きな人もいます)飲食店が属人的になるのは当たり前のことです。

 

だから人が独自の価値になるっていうことです。顔や年齢や趣味、声や体格もそうかもしれません。その人自身。

 

料理もお酒も「誰と共有するか」って大切です。

 

 

独自の価値っていうのは「誰にも真似ができないこと」


と書くと難しいことのように感じるかもしれませんが、もうすでに誰でも持っているものだと思うんです。


いやいやそんな人に誇れるものなんてないよ。と言ってしまうのは簡単ですが、じゃあ血の繋がりは別として友達や恋人と言える人は1人もいないのですか?いるでしょ?いたでしょ?

大切にいつも使ってくださるお客さまもいますよね?

 

必ず大切にしてくださる方がいるんです。それが独自の価値のヒントです。もし本当にいないのであれば、それは努力が足りないのかもしれません。

 

それに言ってしまえば、自分と顔、性格、声、能力、が同じで、全く同じ環境で育った人は絶対にいないですよね。双子だって違うわけです。

 

話は横道に逸れましたが、好きになってくれる人がいて、好きになってもらえているところがある。それが誰にも真似の出来ない独自の価値です。


それはお店に来てもらえばわかる。なんて思ってたら危ういかもしれません。だって知らなければ行きようがないし、初めて行くお店ほどハードルの高いものはないから。

 

だから自分を発信するってことに繋がるんです。発信するってことは知ってもらうことに繋がるんです。知ってもらえるってことはハードルが低くなる。

 

独自の価値を発信するってことは何も自分がいかに人にモテるかっていう自慢をしろってことじゃなく、自分を発信すれば良いってことです。

 

最近見つけた文庫漫画かわぐちかいじさんの「僕はビートルズ」

 

 

例えばボクのInstagramでは3つの事を発信しています。外食が多いし、食とお酒は仕事でもあり好きなことでもあるので食を発信したり、フリーのソムリエというお仕事もしているので飲んだお酒を発信したり、本や漫画が好きなので読んだ本を発信しています。

 

誰がそんなもの興味あるんだよ!って思うかもしれないけど、発信してみなけりゃ自分の周りの人が興味を持つかどうかさえわからないんですよ?実際Instagramでコミュニケーションして飲みに行って仲良くなって、お仕事に繋がることもあります。

 

ここまで伝わってます?

 

発信しなけりゃゼロです。発信することが変わることの第一歩です。そりゃはじめは反応ないかもしれないけど続けて発信していれば結果は出ます。

 

発信してると周りにイヤな人もいなくなっていきます。好きなことで繋がっていくので楽しく仕事が出来るようになるし、誰かの発信をみていれば好きじゃないこともわかってくるから避けられる。これはボク自身がやってきてそう感じています。

そういった独自の価値を発信することが出来る世の中になっていて、発信し続けることでお客さんとも仲良くなれて、楽しくお仕事が出来るようになる。

 

ボクが勉強しているエクスマ(エクスペリエンス・マーケティング)の人たちはそれぞれ業種が違うのにそうやって成功している人たちがたくさんいます。そんな事例を交えたセミナーが今月末旭川の北にある比布町で聞けます。

(場所は道央道〜旭川紋別自動車道・比布インターチェンジから2分「遊湯ぴっぷ」です。)

【募集中】北海道比布町エクスマセミナー 3月25日(日曜日)|【独自の価値を発信すると楽しく成功できる】
 

地域おこしの基本は「発見→価値→発信」です。

まず、その地域や町の魅力の発見です。
普通にそこで生活していると、気づかない魅力がたくさんあるものです。

比布町でしか見られない風景。
比布町でしか食べられないもの。
比布町でしか出会えない人たち。
その魅力を発見すること。

そして、さらに魅力的に磨いて、価値にしていく。
それを、SNSやインターネット、マスメディア、アナログ媒体、あらゆるチャネルで発信することです。

どこかの地域の活性化で成功した事例を真似ても、意味がありません。
再現性があることは、すぐに真似され、独自の価値、個性にはなりません。

比布町で事業をしている人が、自分たちでお客さまをつくり、自分で稼げる力をつけてもらいたいという目的で、エクスマの導入。

最終的には、人なんです。

ハコモノにお金をかけるのではなく、そこに住んでいる人にお金をかける。
人は一人ひとりが個性を持っています。
同じ人は誰もいない。
その人たちが一人ひとり、個性を発信したら、どこにも真似のできない、その地域だけの魅力になっていくのです。
地方創生の予算を建物ではなくて人材教育に使う。
そういう考え方の市町村が登場してきたのも、時代が変わったということなのです。

エクスマ藤村先生のブログの抜粋

 

ワインの営業も飲食店も人口が約3,800人の町だって独自の価値を発信することが成功に繋がっていきます。

 

比布町のコンサルをしているエクスマ主宰の藤村先生のお手伝いで比布町にはボクも毎月行っていますが、この町の中に面白い人たちがたくさんいるし、楽しく発信していたら人口減少が止まったなんて話もありました。(その辺の話も聞けるのかな?)

 

紹介している以上、当日はもちろんボクも会場で全力でサポートしますのでお会い出来るのを楽しみにしていますね。(でも自分から話しかけるのは苦手なのでSNSとかブログで…なんて話しかけてくれると嬉しいな。笑)

少人数なので懇親会も盛り上がると思います。(実は結構懇親会で気づきを得て帰る方も多いです。)参加される方は一緒に楽しみましょうね。